打ち水大作戦本部は、昔ながらの知恵「打ち水」をみんなで実践し、楽しみながら少しでも暑さを和らげ、様々な気づきに繋げてもらおうと、今年も“8月1日を「打ち水の日」”と定め、みんなで1日中、打ち水することを呼びかける。

また、気候の変化などによる困難な時代を、「気化熱」や水を活かした「良い取り組み」で克服していく、そんな未来の姿をみんなで空想し、それを共有できたらと考え、「未来の打ち水は、こうなっているかも」、「まちや社会がこんなふうになっていたらいいね」というように、「打ち水」から空想する「未来のためのアイデア」を公募する。

寄せられた素晴らしい発想は、イラスト化して発表し、全国紙・朝刊<1面>への掲載も予定しているという。

自然の力で涼を得る江戸時代の知恵

江戸時代より受け継がれる庶民の生活習慣「打ち水」。

「打ち水大作戦」は「水」という資源を上手に活用して、自然の力で涼を得る(気化熱)、みんなで一緒に取り組む「水と環境のソーシャルアクション」で、毎年推定700万人以上が参加している。

2003年に、「打ち水大作戦本部」が立ち上げ、「100万人でいっせいに打ち水をして、その効果を検証する」前代未聞の壮大な社会実験としてスタートした。

以降、国内外で、「打ち水」を呼びかけ、雨水などの天然の水資源の活用や一度使った水の再利用等による打ち水を実施し、パリなど、海外での打ち水大作戦も好評を博す。

「打ち水の日」は誰でも参加可OK

全国いっせい「打ち水の日」は、誰でも参加可能。参加方法は以下だ。

まず、SNSで「#打ち水大作戦」をつけて参加を表明する。こちらはしてもしなくてもOK。

次に、8月1日(木)の当日、晴れたら自宅や勤め先などの気軽な場所で、用意した水を使って、打ち水する。何度でもOK!ただし、気象状況(雨天、猛暑等)・健康状態等により、延期・中止は、各自で判断すること。

最後に、打ち水したら、「#打ち水大作戦」で報告する。写真や動画つき歓迎!

ただし、資源を大切に使うことを意識して、打ち水には、一度使った水や雨水を使うことを推奨している。

「打ち水効果」を活用するアイデア募集


また、同時募集している「打ち水ミライ空想大賞」の応募方法を紹介しよう。

こちらも誰でも参加可能だ。

まず、公募ページの「応募フォーム」に記入して送信。X(旧Twitter)やInstagramなどSNSでの応募も受け付けている。

次に「#打ち水ミライ空想大賞」のハッシュタグをつけて、「アイデアのタイトル」「アイデアの説明」を明記の上投稿する。

「いまは難しくても将来実現できるかも?」なアイデアや、学校や企業、地域での新たな取り組み、はたまた「打ち水効果」を活用した商品やビジネスまで。打ち水を通したちょっと先の「ワクワクする未来」を幅広く募集。

「応募にあたってのヒント」など、詳しくは公募ページを参照のこと。募集期間は8月6日(火)まで。大賞の発表はウェブサイト等にて、9月中旬を予定している。

伝統的な夏の涼を取る方法「打ち水」。あなたも今夏、身近にできるアクションに参加してみては!

「打ち水大作戦」公式サイト:https://uchimizu.jp
「打ち水ミライ空想大賞」公募ページ:https://uchimizu.jp/mirai-award

(鈴木 京)