パリ オリンピック2024の開会式に、レディー・ガガアヤ・ナカムラゴジラらが登場した。

現地時間7月26日(金)、パリ オリンピック 2024の開会式が行われた。パフォーマンスにはレディー・ガガやアヤ・ナカムラ、ゴジラなどが登場し、パフォーマンスを披露した。

フランス国旗カラーの煙を立たせて開始した開会式では、シャンソン歌手エディット・ピアフの歌曲やフレンチ・カンカンといった名曲が現代風にアレンジされて披露されたほか、名作ミュージカル「レ・ミゼラブル」や、有名ブランド「ルイ・ヴィトン」、大火災を経て復旧工事中のノートルダム大聖堂をフィーチャーした瞬間も。ラヴェルの「水の戯れ」やサティの「ジムノペディ」などのクラシック楽曲、オペラ「カルメン」など、フランスならではの魅力にあふれる内容となった。

雨天ではあったものの、「水の戯れ」が雨の中に響くなど、ある意味天候に恵まれた名シーンも生まれたといえよう。

映画を生んだリュミエール兄弟をフィーチャーし、映画黎明期の「ラ・シオタ駅への列車の到着」(汽車が走ってくる映像)が映ると、ジョルジュ・メリエス監督の『月世界旅行』を思わせるキャラクターの横に「星の王子さま」も映ったほか、『怪盗グルー』シリーズの“ミニオンズ”がスポーツに挑戦する愉快な映像も流れた。フランスの歴史を作ってきた女性たちを讃えるコーナーでは、ドキュメンタリー映画『映画はアリスから始まった』(’18)でフィーチャーされた映画監督アリス・ギイの像も。

アーティストたちの圧巻のパフォーマンス

開会式冒頭でキャバレー風の衣装で登場したレディー・ガガは、セーヌ川沿いの象徴的な舞台で、ピンクの衣装のダンサーに囲まれてパフォーマンス。彼女の今年出演映画は『ジョーカー』の続編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。奇しくもフランス語をフィーチャーしたタイトルとなっている。

フランス共和国親衛隊とともに堂々のパフォーマンス(楽曲:「Djadja」)を披露した人気歌手アヤ・ナカムラは、日本人のような名を名乗っているもののフランス系マリ人であり、出生は日本とは無関係。「アヤ」はマリでも一般的な名前で、「ナカムラ」はドラマシリーズ「HEROES」のキャラクターであるヒロ・ナカムラ(演:マシ・オカ)に由来した芸名だそうだ。

さらにフランスを代表するメタルバンド、ゴジラ(Gojira)は、マリー・アントワネットの処刑をフィーチャーしたパフォーマンスで迫力の演奏を披露した。

パリ オリンピック2024は7月26日から8月11日まで開催。