ティザービジュアル(資料画像提供:国立国会図書館、東京大学総合図書館)

妖怪尽くしのイベント「怪々YOKAI祭」が、9月14日(土)~12月8日(日)の期間、東映太秦映画村で開催される。

新しいYOKAI ENTERTAINMENT

SAMURAIやNINJAだけが 日本のヒーローじゃない。鬼や天狗の伝説が残る京都を舞台に、この秋、YOKAI(妖怪)が世界の人々を虜にする。

異様な姿をした無数のもののけたちが東映太秦映画村に大集結。平安時代、京の町を練り歩いたといわれる百鬼夜行を現代によみがえらせる「怪々YOKAIパレード」、伝統的な妖怪文化に現代のポップカルチャーを融合させた妖怪アート展示などが展開される。

朝から夜まで、見て、触れて、参加して、おそろしさとおもしろさを全身で体感するまったく新しい“YOKAI ENTERTAINMENT”が誕生する。

総合プロデューサーは河野隼也さん


「怪々YOKAI祭」の総合プロデューサーは、妖怪文化研究家、妖怪造形家、妖怪企画プロデューサーで、「妖怪芸術団体 百妖箱」代表の河野隼也さん。

河野さんは、幼い頃から妖怪に惹かれ、大学進学後は京都の妖怪伝説の観光利用についての実践的研究を行う。妖怪衣装、グラフィックアートの制作などの創作活動とともに、京都を拠点に「一条百鬼夜行」「モノノケ市」「嵐電妖怪電車」「伏見妖怪酒祭」「三井寺妖怪ナイト」など、妖怪にまつわるさまざまなイベントを手掛けている。

近年は地元京都での地域振興イベントを手がけつつ、日本の妖怪文化の海外への発信をライフワークとして活動している。

河野さんコメント

河野さんは「平安時代の京都の夜の大路を無数の妖怪たちが練り歩いた“百鬼夜行”。その様子を描いたとされる『(通称)百鬼夜行絵巻』をはじまりとし、歴史上の偉大な芸術家たちが各時代の表現で見えないはずの妖怪の姿を形づくり、日本独自の妖怪文化を培ってきました。そう考えると、侍や忍者と並んで世界が注目しつつある日本の妖怪文化は、平安時代の京都の闇の中から生まれたともいえます。

さて、今回私たちは、妖怪という古い存在の『新しい楽しみ方』を求めて、これまで絵巻の中で夜行してきた百鬼を、ここ京都で再び現実世界に解き放とうと思います。描かれる妖怪、語られる妖怪、そして目の前に”居る”妖怪、さまざまな形の妖怪たちが皆様の来村をお待ちしております」とコメントしている。