「松本は退所後、夏から始まる舞台に注力すると宣言していたが、独立を決断した大きな理由の一つが、自身も昨年の大河ドラマ『どうする家康』で主演するなど、関係性の強いNHKへの出演だと言われています」(芸能関係者)

 NHKは民放キー局と比べても旧ジャニーズに対して厳しい姿勢を見せており、5月22日に行われた定例会見でも稲葉延雄会長が、新規起用を見送る方針を堅持していくことを明言している。

「これにより、年内はNHKに旧ジャニーズタレントが出演する可能性がほぼなくなったことが確定。仮にドラマであれば、今から動きだしたとして放送されるのは、2~3年後というスケジュール感になってしまう。NHKへの出演はイメージがよく、お茶の間に名前が知られることに加え、海外への評価にも繋がるメリットもある。これまではギャラが安いとして軽視するタレントも多かったのですが、現在は地上波に加えて、BS、配信、再放送の上積みと合わせると、むしろ相場が以前の60%にまで落ち込んでいる民放より、出演料の面でも魅力的になっています。二宮の先見の明はある意味さすがで、松本だけでなく、他の所属タレントも今後のキャリアを考えれば、“早いもの勝ち”となっていきそうです」(前出・芸能関係者)

 退所後にTBS系日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』の新シリーズ主演とCMへの出演が内定していると一部で報じられた松本。独立か残留か“どうする松本”問題にケリをつけたことで、単身、芸能界の天下人を目指すことになるのだろうか。