◆文化的侵略や奴隷制度を想起させる映像
もともとクリストファー・コロンブスはアメリカ大陸を発見した“探検家”として、どこか英雄視されてきた。しかしここ最近は、先住民を大量虐殺した“侵略者”としてコロンブスを認識する傾向が高まっており、アメリカでコロンブス像が破壊される事件も相次いだ。
そうした歴史的な経緯を鑑みて、今回の「コロンブス」のMVで登場する類人猿を先住民と解釈する人は多い。また、メンバーがピアノや乗馬を類人猿に教育している姿に“文化的侵略”を、類人猿に人力車を引かせるシーンに“奴隷制度”を想起する声も少なくない。
かなり過激な差別的な表現が登場する映像となっており、メンバーだけではなく関係者の歴史に対する勉強不足を指摘する声も多く寄せられた。