イベントには、ジャッキーのモノマネタレント・ジャッキーちゃんもゲストとして登場、本人の目の前で持ちネタ「拳を痛がるジャッキー」を披露。するとジャッキーは「映画はこういうものですけど、本物のジャッキーはこうではありません」と話し、拳を痛がらないジャッキーバージョンの型「酔拳」を披露し、ファンを沸かせた。さらに、映画の主題歌が流れ始めるとジャッキーは突然、即興で主題歌を生熱唱し観客は歓喜。「長い間、応援してくれて本当にありがとうございます。皆さんのためにもどんどんいろいろな映画に出演して、毎年1本くらいは出演をして、また皆さんにお会いしたいです」と日本のファンに感謝の言葉を口にした。

「今年で70歳を迎えたジャッキーだが、今作では初のスタントマン役で、本人がこだわるノースタントでのアクションに挑んでいる。今のところ興行成績はそこまで伸びてはいないが、リピート鑑賞するファンは多いという。また、他国でプロモーションは行っていないジャッキーだが、日本では都内3カ所の劇場で3日連続の舞台あいさつを敢行、ファンは一生ものの思い出だろう」(映画業界関係者)

 そんなジャッキーだが、何と、あの旧ジャニーズ事務所の元所属タレントを“世界デビュー”させるべくタッグ結成を発表していたというから驚きだ。

「2006年1月20日、突如、マカオにオープンしたジャッキーの会社が所有するホテルで会見を行い、『ジャッキー&タッキー』として、当時のジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に所属し、現在は芸能事務所・TOBEの社長である滝沢秀明氏とダブル主演のアクション映画製作を企画していることを発表した。会見でのジャッキーによると、2年前の滝沢氏の主演舞台を見てほれ込んだそうで、ジャニーズの創業者で当時、社長だったジャニー喜多川氏にオファーし、快諾。会見で滝沢氏は『(ジャッキーは)僕らの世代のスーパースターですから。ぜひ挑戦したい』と目を輝かせていたが、いつの間にか頓挫してしまった」(ベテラン芸能記者)