2021年5月、茅ヶ崎市を拠点にキッチンカーとして始まった 「もったいない食堂」 。2022年4月に食材の宝庫である神奈川県三浦市に路面店をオープンし、「食べるだけで社会貢献できるレストラン」として人気を呼んだ。

今回、より多くの人が気兼ねなく訪れられるようにと、8月1日(木)に現店舗の2軒隣に完成する複合施設、「魚常荘」に移転拡大リニューアルオープンが決定した。2階には、一風変わった薬膳喫茶店「御自愛喫茶」を併設し同時オープンする。

廃棄予定食材で作る食事を提供するもったいない食堂


「もったいない食堂 」は、近隣の農家や漁港から余剰野菜や未利用魚などの「もったいない食材」を仕入れて、プロの料理人が定食などに生まれ変わらせ提供するレストラン。


未利用魚とは、鮮度や味は抜群にも関わらず、「サイズにバラつきがある」「小さすぎる」「儲けがない」など、様々な理由で出荷されずに捨てられてしまう魚のこと。

様々な理由で販路に乗らず廃棄されてしまう野菜や魚などの食材をレスキューし、美味しい料理に生まれ変わらせることで、フードロス削減にアプローチする。

また、季節によって変化のある余剰食材を仕入れるため、その時々で異なる旬の味を楽しめることも魅力の1つ。もったいない食材を食べることで地域の農家や漁師たちのサポートもできる。

8月1日(木)のグランドオープンに先立って、7月25日(木)、26日(金)、27日(土)、28日(日)、31日(水)がプレオープン日となる。

なお、7月25日(木)と26日(金)はメディア関係者向けに撮影場所を用意している。プレオープン時の営業時間は、各日程ともにランチ営業のみの11時〜15時。

フードロス削減と食を考える場所づくりに貢献


消費者の声に応えるため、常に完璧なクオリティーの商品のみを選別し提供している生産者。

一方で、食べられるのに廃棄されてしまうもったいない食材たちは、見た目や形は悪くとも、込められたつくり手の想いや素材の味は、店舗に並べられている食材たちと変わりない。

もったいない食堂では、こうした余剰食材たちを使用することで、生産・製造の裏側を知ってもらう機会を提供し、「食」への選択肢、消費行動に対する変化のきっかけになるような場所づくりを目指している。

三浦海岸を望むことができる喫茶店が2階にオープン


移転先である魚常荘の2階からは、三浦海岸を望むことができる。2階のフロアには、「自愛、セルフケア」をコンセプトにした喫茶店「御自愛喫茶」が同時オープン。

疲れた心や身体(からだ)を植物の力で癒す、そんな思いで作られた店舗は、ゆったりと寛げる空間となっている。喫茶店と言っても、コーヒーはメニューにない。


御自愛喫茶のドリンクのメニューは八宝茶(中国薬膳茶)や薬草茶(国産の野草をベースにしたお茶)など。デザートには玄米コーヒーゼリーパフェや米粉と野菜のケーキなど、身体を労わるものばかり。

海の見える落ち着いた空間で、自身の身体を想い、自分と向き合う時間を提供する。

フードロス削減に貢献するもったいない食堂や、「自愛、セルフケア」ができる御自愛喫茶で、おいしい食事を味わおう。

■もったいない食堂 新店舗
住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田530魚常荘1F
営業日時:
水〜土曜日 11時〜22時
日曜日 7時〜21時(日曜日のみ、朝食営業あり)

■御自愛喫茶
住所:神奈川県三浦市南下浦町上宮田530魚常荘2F
営業日時:水〜日 12時〜18時
※両店舗共通の無料駐車場が5台分あり。満車の際は海沿いの有料駐車場が利用可能

もったいない食堂旧店舗公式サイト:https://mottainai-shokudo.foodre.jp

(佐藤 ひより)