新型コロナウイルスの影響でさまざまな場面で制約されるようになった現在。その分、手芸や語学の勉強、DIYなど、いままでなかなか取りかかれなかったことにチャレンジしてみたり、楽しみ方を工夫するようになったりしたのは日本もフランスも変わらないですよね!

パリはロックダウン真っ只中。12月頭に解除されるのか、まだ続くのか分かりませんが、クリスマスに向けて商店の営業が許されるものの、引き続きレストランやカフェでは営業制限がされるのではないかと言われています。

このロックダウンで一番変化があったのは毎日の食事。なにしろカフェもレストランも閉まっているから、家族で外食をするなど、友人同士で集まることができません。

もちろんレストランやカフェを経営する側も大変なので、テイクアウトサービスでなんとか乗り切ろうと奮闘中。そして、それを購入することで少しでも応援したいという客側の想い。パリではテイクアウトやデリバリーがいまとても流行っています。厳しい状況を少しでも打開しようという策なので「流行る」という言葉は不適切かもしれませんが、とにかく毎日みんなすごい頻度で利用しています。そのなかから最近頼んだものをいくつかご紹介します。

 

本格フレンチだってテイクアウト!パリで広がるさまざまなお料理たち

こちらは、パリの串揚げレストラン『修shu』のテイクアウト。松花堂弁当とうなぎ、フォアグラ丼。手のこんだ美しい彩りの高級弁当がパリ在住の日本人たちのなかでもとても評判です。

こちらは元料理人という魚屋さんが提供している惣菜やごはん。仕入れたばかりの新鮮な魚を使うため、どんなメニューかはお楽しみ。

バスク料理専門レストランのテイクアウト。前菜からデザートまで本格的なものが勢揃い!この近くに住む友人ファミリーは週に1~2回はテイクアウトをしているそうです。

オペラエリアにある寿司屋『Matsuda』の手巻き寿司セット。まるでパーティーのように華やかで、子どもも大喜び!とても楽しい&おいしいテイクアウトですよ。

パリ7区の人気レストラン『Tomy & Co(トミー アンド コー)』のテイクアウト。フレンチはなかなかテイクアウトが難しい分野ではありますが、こちらはかなりの本格派。今回のロックダウンは「テイクアウトを制したものが生き残る!」と言っても過言ではないほど!

日本人で初めて熟成士の資格をとった『Hisada』のチーズ。決まった日にパリのさまざまなエリアに配達をしてくれるので、ご近所さんと皆でまとめて注文することもあります。

 

応援の気持ちを込めて広がるテイクアウト&デリバリー

近所の仲間たちで集まってまとめて配達してもらったり、お店自身が積極的に常連さんへ呼び掛けたり。特に私たち日本人コミュニティのなかでは、普段行きつけのレストランだけではなく、外国で共にがんばる日本人が経営しているお店への応援魂が強いような気がします。

外にいけない分、外でお金をかけられない分、そして3食の家ごはんで正直メニューを考えるのも作るのも疲れてしまっている分、普段はお世話になっていないようなお店もこれを機会に試してみようかなという気持ちです。
友人たちのSNSの投稿を見て新しい場所を知り、そこで注文するという連鎖もコロナで制限されているからこそ。厳しい状況ではありますが、これはまたとないチャンスでもあるような気がして、テイクアウト&デリバリーを積極的に利用しています。

 

※11月24日現在の状況です。

 

提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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