粗品の標的は宮迫だけにとどまらず、3時のヒロインの福田麻貴、木村拓哉、King & Prince、講談師・神田伯山、羽生結弦までもバッサリ斬り捨て、もはや怖いものなしだ。

「彼はギャンブルで数千万円の借金がある一方、約2400万円の馬券を的中させ、その多くを寄付に回すなど、独特の金銭感覚も話題になっています。ただ、昨今の“噛みつき芸”の影響で、吉本を解雇されるのではないかと本気で心配しているお笑い関係者も少なくありません」(構成作家)

 2018年の『M-1グランプリ』で史上最年少優勝を果たした霜降り明星だが、当初の人気はツッコミの粗品に集中。翌年のバラエティ番組で、相方のせいやがコンビ格差を嘆く場面もあったが、テレビ関係者は「今や立場は完全に逆転している」と言ってこう続ける。

「せいやがドラマや人気番組にピンで抜てきされたことで、2022年頃からせいやの注目度が急速に上昇。現在は、人あたりの良さでスタッフウケのいいせいやは現在、民放キー局を中心に8本のレギュラー、準レギュラーを持っています。対して、粗品といえばテレビでの単独仕事はテレビ東京の『有吉木曜バラエティ』『あのちゃんの電電電波』くらい。今の時代、サンドウィッチマンや麒麟・川島明のような穏やかないい人キャラが求められており、“ケンカ”のイメージがついた粗品はスポンサーに毛嫌いされています。本人もYouTubeのほうに力を入れていますし、最近は番組の企画に名前が挙がることもほぼなくなった。テレビでのコンビ格差はさらに広がっていきそうです」(バラエティ番組関係者)

 嚙みついても、盛り上がるのはネットだけ。粗品は“芸”のつもりでやっているのだろうが、果たして意味があるのだろうか。