WOODコレクション実行委員会は、国産木材の価値再発見と普及に向けて、国産木材に特化した展示商談会WOODコレクション2024「JAPAN ReWOOD」を、8月17日(土)・18日(日)の2日間、東京ビッグサイトにて開催する。
ここでしか味わえない体験や、自由研究にも役立つ展示・ワークショップなどが満載の、家族で楽しめるイベントだ。
好評を受け、今年は過去最大規模で開催
同展は、日本の森林育成と国産木材の利用促進の重要性に着目し、全国の地域材の普及・紹介と企業マッチングを目的とした商談型展示イベントとして令和4年度からスタートした。
昨年の開催が予想を上回る来場者数を実現し、好評を博したことを受け、今年は会場を拡大。過去最大規模での実施となる。より広い南棟ホールでの実施となる屋内会場に加え、新たにシンボルプロムナード公園内に屋外会場を設置。都心とは思えない木の空間づくりや、屋外ならではのリアルな林業に触れあえる体験イベントを充実させる。
今回のテーマは「モクモク ワクワク のぞいてみよう 木と森のしごと」。木のぬくもりを感じられるワークショップだけでなく、川上~川下の木にまつわる「しごと」についての体験を通じて森林の循環を学ぶことで、木や森を大切にする心を育むとともに、国産木材を使う魅力、楽しさを発信するエデュテイメント・イベントを展開する。
屋内・屋外会場でさまざまな体験イベントを開催
近年再注目され、利用機会の創出、消費活性化を見せる国産木材だが、未だ多くの課題を抱えている。衣食住を支え、癒やしを与えてくれるだけでなく、二酸化炭素の吸収、水害の防止や水質の浄化、さらには近海に豊かな栄養をもたらす森林。森林がその多面的な機能を発揮するためには「伐採、利用、植栽、保育」といった循環が不可欠だ。
今回は、国内のさまざまな地域の木材や木製品を紹介するだけでなく、木を「育む」「伐る」「挽く」「組む」「創る」という5つのテーマで、知識や情報だけでなく携わる人々の「しごと」に着目した展示と体験イベントを行う。日本の木の魅力を知ってもらうとともに、重要な産業としての認知と「職業」としての興味を、楽しみながら醸成することを目指す。
また今年もさまざまなエリアで、木の家具・インテリア・雑貨の展示・販売から、親子で楽しめる木のおもちゃで遊べるコーナー、木のワークショップ、木の雰囲気を味わいながらゆったりと休憩できるカフェなどを用意。
さらに今年は広い会場を活かし、チェンソーアートの展示、丸太切り体験や木工クラフトなど、幅広いイベントが登場する。屋内特設ステージでは、さまざまなゲストによるセミナー、トークショー、国産材楽器の演奏会などで木の魅力を発信する。
屋外会場には、都会では見られない林業重機の展示やチェンソーアートの実演など、子どもたちのワクワクがとまらないコンテンツを用意。また、今年はフードコートだけでなく、キッチンカーも登場する予定だ。熱中症対策にも配慮し、主なブースにはすべて風通しの良いテントやパラソルなどが設置される。