餃子の街として有名な栃木県の県庁所在地・宇都宮と大谷石の産地として有名な大谷(おおや)。地下宮殿を彷彿させる観光スポットから地元の食材を使ったグルメが味わえるレストランなど、1日で観光やグルメを楽しめます。宇都宮と大谷を1日で楽しめる観光モデルコースをご紹介します。
宇都宮と大谷ってどんな街?
宇都宮は栃木県の県庁所在地で、全国有数の餃子の消費量が多い街です。JR宇都宮駅と東武宇都宮駅、オリオン通り周辺には餃子専門店が立ち並んでいるほか、おしゃれなバーも立ち並んでおり、昼夜を問わず、散策を楽しめます。
一方、大谷は江戸時代中期から採掘が始まった大谷石(おおやいし)の産地。大谷石の採掘場跡を見学できるスポットや、壁面に総手彫りで作られた「平和観音」といったスポットがあり、歴史を学びながら観光を楽しめます。
宇都宮と大谷の観光を楽しむなら「大谷観光一日乗車券」を買いましょう。JR宇都宮駅と大谷地区を結ぶ路線バスの1日乗車券のほか、大谷石の採掘場跡を見学できる大谷資料館と大谷寺の拝観券がついています。さらに各所で使える割引特典もついているため、観光やグルメを楽しみたい人におすすめです。
<料金>
大人2,000円、中学生1,400円、小学生700円
<主な発売箇所>
関東自動車宇都宮駅前定期券センター、宇都宮市観光案内所など
※詳細は公式HPでご確認ください。
大谷石の産地・大谷で神秘の自然とパワースポットを楽しもう!
最初の目的地は大谷石の産地・大谷です。JR宇都宮駅からバスで約30分のところにある街で大谷石ゆかりのスポットから飲食店などがあり、観光やグルメを楽しめます。
9:15 神秘の採掘場跡「大谷資料館」を見学しよう!
JR宇都宮駅に着いたら、西口から関東自動車バスの立岩行きのバスに乗車。1時間に1~2本運行しており、約30分で最初の目的地がある最寄りのバス停「資料館入口」に到着します。
最寄りのバス停から10分ほど歩くと、最初の目的地「大谷資料館」に到着。大正から昭和にかけて掘り下げられた採掘場跡の一部を一般に公開しており、採掘の様子を再現したコーナーやアート作品を鑑賞できます。地下の採掘場跡の平均気温が10℃から15℃とひんやりとしているので、羽織るアイテムを持っていくと安心です。
館内にはアート作品だけでなく、採掘時に地上の位置を確認するために開けられた天井の穴があります。晴れていれば、地上から光が差し込んでいる風景も見られるので、ぜひ写真を撮ってみましょう。
採掘場跡を見学した後は資料館へ。大谷石の採掘の歴史や地質について学べるほか、採掘で使われた道具などが展示されています。
11:15 日本最古の石仏がある「大谷寺」を参拝しよう
大谷資料館で神秘的な世界を体感した後は、地区内にある「大谷寺(おおやじ)」へ参拝しましょう。岩に覆われるように建立したお寺で、平安時代に弘法大師(空海)が開創したといわれています。お堂の中に入ると、岩壁に掘られた大谷観音をはじめ、10体の石仏を見ることができます。
このほかにも、境内には庭園をはじめ、白蛇をまつる弁天堂があります。堂内にある白蛇の像の頭を撫でると、ご利益が得られると伝えられているので、ぜひ試してみましょう。
12:00 「THE STANDARD BAKERS」で地元の食材を使ったランチを食べよう!
大谷寺を参拝したら、大谷観音前バス停から少し歩いたところにあるベーカリー&レストラン「THE STANDARD BAKERS(ザ スタンダード ベーカーズ)」でランチを食べましょう。栃木県産の食材を使ったローストやピザ、自家製のパンを味わえます。
ランチタイムでは、栃木県のブランド豚のひとつ「あさのポーク」や「和豚もち豚」を使ったローストをはじめ、ラザニアやパスタなどを提供します。自家製のパンもついてくるので、一緒に堪能してみましょう。