子ども用の自転車ヘルメットを主に展開するマグクルーズは、赤ちゃんの熱中症を予防する送風ファン&接触冷感材質のクールシート「COOL BABY」希望小売価格7,980円(税込)を販売開始した。同商品はネイビーとライトグレーの全2色展開だ。
体温調節が未熟な赤ちゃん・子どものためのシート
一般的に、赤ちゃんや小さい子どもは体温調節が未熟であり、また十分な水分補給が難しいことから、熱中症にかかりやすい傾向がある。特に夏場の直射日光や車内などの環境下では体温の急上昇が懸念され、熱中症は重篤な場合には命にかかわることもある。
環境省の「熱中症 環境保健マニュアル2022」によると、通常気温は150cmの高さで測るが、一般的なベビーカーの高さは50cmの位置に赤ちゃんが座っており、たとえば東京都心で気温が32.3℃の時でも50cmの高さでは気温は35℃を超える。
ベビーカーに乗っている乳幼児は大人と違い、地面との距離が近く照り返しの影響を受けやすいので体温が上がりやすくなるうえ、日よけカバーも使うと熱がこもりやすくなってしまう。
また、車内でのチャイルドシート使用時も安全上厚みのある設計のためすぐには冷えず、たとえ手足が冷たくても背中には汗をかいている場合が多くある。
そこで、クールベイビーは送風機能に加え、接触冷感シートのWひんやり機能を搭載。皮膚が触れる箇所からもより効率的に、素早く体温上昇を防ぐ設計になっている。
接触冷感素材シートと日本製モーターの送風ファン
一般的なベビーカー用の送風シートと異なり、COOL BABYは接触冷感素材を使用している。通常の生地では熱がこもりやすかったり、ムレたりする場合があるが、接触冷感素材にすることで触った瞬間からヒンヤリ冷たく感じる素材となっている。
冷感ジェル等を取り付ける必要もなく、よりシンプルに機能的な設計した。5層になった3Dメッシュ素材は触り心地も滑らかで、冷感素材を感じさせない仕上がりになっている。
送風ファンのモーターは日本製を採用。乳幼児が使用するため、安全性には徹底的にこだわり高品質を追い求めた。
また、赤ちゃんの睡眠を妨げないようモーターの駆動音はわずか8db(弱モード・50cm離れた場所での計測)と、他社製と比較しても最も静音となっている(他社製12db/同社調べ)。
送風ファンにはエクストラプロテクションカバーで2重の指侵入防止構造となっており、小さな赤ちゃんの指が絶対に入らないような工夫が施されている。