◆その場にいた彼を問い詰める
「ビックリしましたよ。でも、同時に何だか納得しましたね。あの自信の源はソコだったのかな……なんて。同僚は私と彼が付き合ってるって知らなかったし悪気は無かったんでしょうけど、その場で一緒にいた彼氏を問い詰めて、白状した途端に『別れる!』って言い放って帰っちゃいました」
C子さんはその1か月後にはバイトを辞め、彼氏とも連絡を絶ったとのこと。
「バイト中はさすがに気まずくなるかと思ったんですけど、彼もそれ以上は追ってこなかったんで何事もなかったように終わりました」
今思えば彼の方も必死だったのだろうと笑うC子さん。今でも彼がソックリだったフットボールアワーの岩尾をテレビで見るたびに甘酸っぱい思いが胸を過るそうです。
―ついたウソ・つかれたウソの顛末―
<文/もちづき千代子・イラスト/カツオ>
【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama