温泉櫓と湯冷まし回廊を設置


また、「奈良偲の里 玉翠」3つの客室タイプの客室風呂に、温泉櫓(やぐら)と湯冷まし回廊を設置。温泉櫓とは、約100度近く高温で湯の花が付きやすい特徴を有する、熱川の温泉を管理するための建造物。本物は高さ20m、地下400mに配管が配されているが、今回設置のサイズは、50~100cmとなっている。


落差と温泉櫓に付随する回廊により、温泉の温度を段階的に冷ませるよう、「奈良偲の里 玉翠」の湯守りが試行錯誤の末に設計。これにより、より質の高い源泉かけ流しを提供することが可能になった。

デザイナー・青山尚史氏監修の下リニューアル

今回の第一回リニューアルは、デザイナー・青山尚史氏監修のもと実施。温泉櫓と湯冷まし回廊の設置は、熱川温泉の湯守り文化が2023年ユネスコ世界ジオパーク無形文化遺産に登録されたことの記念も兼ねているそうだ。

第一回のリニューアルを終え、新しくなった「奈良偲の里 玉翠」に足を運んでみては。

■奈良偲の里 玉翠
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本39-1
HP:https://www.gyokusui-ryokan.com

(佐藤ゆり)