書道フェス2024「祭りっ書!」が、9月18日(水)〜23日(月・祝)の期間、金沢21世紀美術館で開催される。現在、特典付き前売券をMakuakeで販売している。

日本の書道人口減少に歯止めをかけるために


書道フェス2024「祭りっ書!」は、「書道をもっと身近に」がコンセプトの、見て・触れて・新しい魅力を体感できる、お祭りのように楽しい体験型の書道フェス。老若男女、書道経験の有無を問わず、誰でも参加することができる。


「祭りっ書!」をプロデュースしたのは、書家の石野華鳳(いしの かほう)氏。


石野華鳳氏は石川県小松市出身で、書道歴は27年。2児の母として子育てしながら、オンライン「私の書道学校」の校長(代表)や教育系YouTuberとしても活動している。

書道は日本が誇る伝統芸術の一つで、2021年12月には国の登録無形文化財に登録された。

しかし、デジタル化の影響で文字を手書きする機会が減り、習い事として「書道」を選ぶ人も減っているという。

2020年のレジャー白書によると、日本の書道人口は2010年の530万人から2020年には220万人と、わずか10年間で半数以上に激減。しかも、現在書道を習っている人の多くは高齢で、若者の参入が進まないことも、日本の書道人口の減少を加速させているという。

石野華鳳氏は、このまま書道人口が減り続ければ、日本の書道文化そのものが消滅してしまうと考え、書に携わる者の一人として、長年、危機感を抱き続けていた。

そして、「書道は教室へ出向いて、先生の下で習うもの」という既成概念にとらわれず、もっと自由に学べる書道教室を作りたい、との思いから、2020年にはYouTubeチャンネル『華鳳先生の書道学校』を、


2022年にはアプリで学ぶオンライン書道学校「私の書道学校」を開講。年々生徒数は増えている。


また、小学校を訪問して授業の一貫として書を指導する「出張書道教室」をこれまでに数回実施。わかりやすくてい面白い!と好評だという。

これらの経験から「書道」の魅力は減っていない、魅力がきちんと伝わっていないだけなのだ、との結論に至った石野華鳳氏。書道文化を衰退させないためには、書道に興味のない人にこそ「書の魅力」を届けなければならないという思いから、老若男女・書道経験の有無を問わず、誰もが気軽に書を楽しめるお祭りのような新感覚の、書道フェス2024「祭りっ書!」の開催を決意した。