山梨県南アルプス市に誕生する新しい形の地域活性化施設「fumotto南アルプス」の3つのエリアのうち、山梨の魅力を発信する42の店舗が集う「地域交流エリア」が、6月30日(日)に先行オープンした。

官民協業による地域活性化施設

「fumotto南アルプス」は行政、世界的大企業、地方の中小企業がコラボする官民協業による地域活性化施設で、12ヘクタールの事業用地を大型商業エリア、交通拠点エリア、地域交流エリアの3エリアに区分して開発。大型商業エリアには会員制大型商業施設「コストコ」が山梨に初進出し、交通拠点エリアは市の主導により、将来的な道の駅認定を視野に入れて、バスターミナルや観光案内施設が整備される予定だ。

地域活性化の拠点・地域交流エリアがオープン

今回、山梨県を縦断する中部横断道の「南アルプスIC」前に、地域活性化の拠点となる「fumotto南アルプス」の地域交流エリアがオープンした。「山と暮らすまち」という開発コンセプトのもとに、ヒカレヤマナシが開発・運営を行い、42の店舗が出店している。


敷地中央に直径約75mの多目的芝生広場を配置し、それを囲うように、山梨の食文化と農業の魅力を発信する「ファーム・ベース」、南アルプスでのアウトドアの魅力を発信する「マウンテン・ベース」、山梨の暮らしや文化を発信する「ローカル・ベース」の3つのゾーンにより構成している。

魅力的で個性豊かな42の店舗により、山と暮らすまちの魅力や山梨の素晴らしさを広く発信していく。

ファーム・ベース


「ファーム・ベース」には、山梨県内最大となる農産物直売所とローカルガストロノミーをコンセプトとしたワインの飲み放題もあるダイニングレストランのほか、国産牛の精肉直売所、フルーツパーラー、クロワッサンの専門店が出店。

マウンテン・ベース


「マウンテン・ベース」は、BMXやMTBを取り扱う自転車専門店が出店しているほか、「ソトアソビ」の空間を目指し、1周400mのサイクルトレイル、ラジコンサーキット、RVパーク、魚のつかみ取りなど、様々なアクティビティが用意されている。


また、エリアの一角には「日本初」のトレーラーハウスによる野外フードコートとなる「トレーラビレッジ」に、ピザや韓国料理、ジビエ、ベトナム料理など多国籍な6つの飲食店が出店している。

ローカル・ベース

「ローカル・ベース」は、2階建て建物3棟約400坪に、スイーツや土産などの小売店、オーガニック専門店、アウトドア雑貨、伝統工芸品、クラフト、そして飲食店など30店舗以上のテナントが並ぶ。