片付け下手な人たちのNG収納の共通点をご紹介!
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
今までお片づけで訪問したお家は300軒以上。
もちろん全員「お片づけが苦手です」「片づけてもリバウンドしてしまうんです」という人のお家ばかり。
すると、片付け下手な人たちのお家でよく見るNG収納の共通点が見えてきました。
早速ご紹介いたします。
①テトリス式収納
押入れやクローゼットなど収納空間の中にテトリスみたいにモノを詰め混んで空間を無駄なく使い切っている人はいませんか?
これ、たくさん収納できるので一見お得なように思えますが、実はNG収納なんです。
というのも、モノを無駄なく使うためには「どこに何が入っているかわかる」「出し入れが面倒じゃない」の2点が欠かせません。
テトリスのように詰め込んだ収納では死蔵品が増えて片付けの難易度があがるだけ。
「空間を無駄なく使いたい」という理想は一度捨てて、出し入れのしやすさや全体把握のしやすさを優先した収納空間にしましょう。
②蓋付き収納
蓋がついていると目隠しにもなるし、埃除けにもなって安心…!と思っていませんか?
実はそれ、死蔵品になる率No1の要注意収納なんです。
原因は、「蓋を開ける」という手間が発生することと「中に何が入っているのか見えない」の二つ。
蓋付き収納を上手に活用したいのであれば水着セットやクリスマス飾りセットのように滅多に出し入れしないけれど必ず使うモノを入れる、もしくはラベリングをしっかりとして蓋を開けなくても中身が把握できるようにするなどの工夫がおすすめです。
③収納 in 収納
収納の扉を開けたらそこに引き出しが入っていて、その引き出しを開けて画鋲が入っている小さな箱を取り出す。
モノを買った時の箱にしまって、それをさらに収納にしまう。
まるでマトリョーシカのような収納になっていませんか?
出し入れにかかる手間数が増えれば増えるほど、使った後の片づけが面倒になり部屋が散らかっていきます。
扉を開けたら棚にモノを平置きするだけにしたり、購入時の箱は捨てるなど出し入れのシステムは極力シンプルにするとお片づけのリバウンドをしにくくなります。
クローゼットの中に引き出しを設置したい時には写真のように普段は扉を開けっぱなしで使うようにすると手間数が減ります。
④中身が見えない収納
白い収納ボックスがズラーっと並んでいるのは美しいですが、「ここ、何が入っているんだっけ?」となるならばお部屋はリバウンド一直線です。
真っ白で何が入っているのかわからない空間を維持把握できるのはマメな人だけ!
例えば収納の中で使う箱であれば真っ白はやめて中身が透けて見えるモノを使う、大きくラベリングをしてパッと中身が分かるようにする、目線より下の位置で使って上から中身が把握できるようにする、などの使い方にしてみてはいかがでしょうか?