12日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、外来種の水草の影響で真っ赤に染まった岡山市の用水路について報道。

「まるで地獄のようだ」と地元の人が困惑する光景を見たタレントの武井壮さんは、真剣な面持ちで対処法を考えていました。

■「血の池」のように真っ赤な用水路

地獄の絵本などに登場する「血の池」のように真っ赤に染まった用水路は、外来種の水草で覆われています。岡山市南区の上記の用水路では、毎年のように除草を繰り返しているそうですが、完全に除去できず、自治体も頭を悩ませているもようです。

同番組では、水面の水草を網ですくい取っている地道な作業も取材。水面を絨毯のように覆っている水草の下に小型カメラを入れると、内部はうす暗い状態で水流が滞っていることが伺えます。

■アイガモ農法で使われた外来種

近隣住民は同番組のインタビューに対し、「絵本でいうところの地獄みたいなそういう感じがしますね」と複雑な表情。専門家は、「アカウキクサのアゾラと認識しています」「植物で藻の一種」と説明しています。

アゾラは元々外来種でアイガモ農法のアイガモの餌や肥料として、水田の雑草を抑制する目的で日本に持ち込まれたとのこと。用水路で繁殖した原因は、カモやサギの足にくっついて来たことではないかと予想されます。

スタジオでは「アイガモに食べさせては?」という声もあがっていましたが、範囲が広すぎて難しいのではという見方もあるようです。