7月12日、金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)の第3話が放送された。『政界期待の星』とされる若手政治家を操るのは誰か……。政務秘書官、大学時代の元恋人など怪しい人物が次々に現れるなか、“黒幕”にふさわしい魔性のオーラを放つ女性が登場したことで先が読めない展開になってきた。

 本作品は、43歳で厚生労働大臣に抜擢された人気政治家・清家(櫻井翔)と、優秀なブレーンとして清家を支える政務秘書官・鈴木(玉山鉄二)の快進撃の裏に隠された秘密をめぐるヒューマン政治サスペンスだ。主人公の東都新聞記者・道上香苗(水川あさみ、以下、道上)は、不慮の事故死を遂げた父・兼髙(渡辺いっけい)が亡くなる直前に鈴木と会う約束をしていたことを知る。兼髙が鈴木と直接会ってまで確かめたかったのは、過去に鈴木の父が関与した贈収賄事件、通称BG株事件についてだった。道上は「父はBG株事件の真相に迫ったため、鈴木によって殺されたのではないか……」という疑惑を抱く。記者魂に火のついた道上は鈴木と清家について調査するなかで、鈴木と清家は高校時代から“ただならぬ絆”で結ばれていたこと、そして清家の人格形成に大学時代の元恋人・美恵子(田辺桃子)が関与していたことを知るのだった。