3.ワーママの睡眠時間が短い5つの原因とは
(1)「家事=女性」という考え方が根深い
AさんBさんの事例を見てみると、お二人の夫は家事育児にほとんど参加してないことが分かります。
朝早く起きるのもママ。買い出しもママ。朝食&夕食準備もママ。家庭育児のほぼ全てを、ママがしています!
実は、このような「家事=女性」という状況は、AさんBさんの家庭に限ったことではありません。
総務省「平成28年社会生活基本調査」によると、平成28年の共働き夫婦の生活時間は以下のようになっています。(図2)
- 妻:仕事時間約4.5時間・家事関連時間約4.4時間
- 夫:仕事時間約8.3時間・家事関連時間約0.5時間
妻の仕事時間は4.5時間と夫の約半分ですが、家事関連時間は何と夫の9倍!夫より仕事時間が短いとはいえ、これではワーママの負担が多すぎます。
しかし、一概に夫だけを責めることはできません。この状況を打破するには、社会全体、そしてワーママである私達も、「家事は女性だけの仕事ではない!」という意識を持つ必要がありそうです。
(2)家事育児を真面目にしすぎ
未就学児2人を育てるAさんは、疲れて帰っているのに子どもと触れ合う時間を持とうとしています。中学生の子を持つBさんは、お子様のために4時半起きでお弁当を作っています。
二人ともすごく「真面目」にお母さん業を頑張っているのですが、そのせいで、睡眠時間が削られているのは言うまでもありません。
でも実は、こんなに「真面目」に家事育児をしているのは日本人ママだけなんです!
例えば、私のフランス人の知人は、離乳食にデパ地下のポテトサラダを食べさせていました。掃除機を毎日かけると話したら、非常にビックリされたこともあります。
海外のママ達は日常に忙殺されるより、「毎日をハッピーに過ごすこと」に重点をおいているのです。
もしかすると、日本人ママは「良き妻&良き母」でいようというプレッシャーを、自分に掛け過ぎなのかもしれませんね。
(3)夫の「世話」が必要なケースも!
AさんBさんの事例を見てみると、「夫を起こす」、「夫の夕食の準備」など、「夫はあなたの子どもなの!?」と思うようなことがズラリ・・・。
共働きが一般的になったとはいえ、未だに自分の母親像を軸に生活しているパパがいるのです。こればかりは、夫に意識を変えてもらう他ありません。
睡眠時間を確保するためには、夫の帰りを待たず寝ることも大事です!そのあたりの家族ルールを、夫婦で話し合うべきでしょう。
(4)通勤に時間が掛かり過ぎる
都心に勤めているワーママは、どうしても通勤時間がかかってしまいますよね。
総務省「平成28年社会生活基本調査」によると、大都市に行くほど通勤に時間が掛かることが明らかになっており、片道1時間以上の人も珍しくありません。
マンションや家を購入する際には住み心地も大事ですが、通勤時間を無視すると慢性的な睡眠不足を抱えることになりかねません。
せっかく住み心地の良い家を手に入れても、その家でゆっくり過ごす時間がないなんて嫌ですよね!そうならないためにも、家を購入する際は「通勤時間」も必ず考慮するようにして下さい。
(5)仕事を家に持ち帰る習慣がある
- 保育園からの呼び出しが多く周囲に迷惑を欠けている。仕事では何とか成果をあげたい!
- ママだからといってなめられたくない。
そんな想いから、仕事を家に持ち帰ることが常態化している人もいるでしょう。子どものために時短勤務にしていても、結局残った仕事を持ち帰り、サービス残業が習慣になっている人もいるようです。
このような状況では十分な睡眠が取れないばかりか、ストレスから体調を崩してしまう可能性も否めません。
責任感を持って仕事に当たることは大切ですが、必要以上の無理は禁物。もし業務量が多すぎるなら、上司に相談して配分を変えてもらうなど対策を行いましょう。
いかがでしょうか?睡眠時間が取れないのはあなただけの問題ではなく、周囲の環境や仕事のやり方にも原因があります。
全てを解決してゆっくり寝るにはどうすればいいのか?次で、解決策をみていきましょう。
4.結論!ワーママが睡眠時間を確保する方法は2つしかない
ワーママの睡眠時間を確保する方法は、大きく分けて2つしかありません!
(1)家事育児の負担を減らす
まずは、睡眠時間を削る原因、「家事育児」の負担を減らしましょう。
- 夫の協力をあおぐ
- 時短家電を活用(食洗器・お掃除ロボット・ほったらかし調理家電など)
- 疲れた時には家事代行を検討する
- 家事は一生懸命せず「手抜きでOK!」と割り切る
- 手抜きでできた隙間時間には「うたた寝」を!
- 平日は保育園や学校の給食がある!こった料理は土日だけで十分
- レトルトやコンビニ食材も活用する
- 食材のミールキットを利用して平日は「包丁なしクッキング」!
- スーパーのお惣菜もOK!
- 掃除機は数日に1回でもよしとする
- 駅ナカの美味しいテイクアウトも使える!
- カレーは2日食べる!
など、手抜きできる箇所はいくらでもあります。
手抜きに抵抗がある人は、まずは「手抜きのハードル」を下げることから始めてみませんか?
(2)働き方を見直す
睡眠時間確保の工夫はやりきったのに、ゆっくり眠ることができない・・・。
このような場合は、今の職場環境に問題がある可能性があります。
- 業務量を少し減らして欲しいのに受け入れてもらえない!
- 時短勤務なのに結局家に仕事を持ち帰っている。
- そもそも、今の職場環境ではゆっくり寝るなんて不可能かも・・・。
このような状況のワーママは、一度立ち止まって自分の働き方を見直すことをおすすめします!
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