原稿を書くときのポイント

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

新郎父の挨拶の流れを知っていただけたところで、続いては原稿作成時のポイントをご紹介します。ここでは、注意していただきたいポイントについてもお伝えしますので、必ずしっかりと目を通してくださいね!

注意点①「忌み言葉」を避ける

日本では、祝いの席に相応しくない言葉を「忌み言葉」と言い、結婚式など祝いの席で使用することは避けた方が良いと言われています。

例えば、「切る」「最後」「壊れる」など、別れを連想させるような言葉は原則NGです。その他にも再婚を連想させるような重ね言葉は避けておくと安心です◎

注意点②ご新郎さまのお話しは適度に!

ご自身から見て息子にあたるご新郎さまのお話については、息子のことを褒めすぎるのもけなし過ぎるのもNGだと言われています。

多少の謙遜ならまだしも、年齢や年収などセンシティブな話題は絶対に避けるようにしてください!新郎父の挨拶はあくまで「ゲストに対するお礼」がメインであることを忘れてはいけませんよ*

③スピーチのボリュームに気を付けて

新郎の父が謝辞を述べるのは、披露宴もお開きに近付いた頃!いろいろな人のスピーチを聞いたり、余興を見たりでゲストにも疲れが見える時間帯です*

新郎の父の挨拶があまりに短すぎるのも考え物ですが、長すぎてもゲストはもうお腹いっぱい状態に!目安としては原稿用紙で言うと3~4枚分、時間にすると2~3分程度のスピーチが一番ベストだと言われています^^

ご自身でスピーチの原稿を作成される際は、これらをひとつの目安に作成を進めて見られてくださいね◎

NGネタ・NGワードをチェック!

せっかくポイントをおさえて素敵な謝辞を考えても、結婚式に相応しくない「使ってはいけない言葉」や「触れない方がいいネタ」があることも知っておきましょう!

NGワード

忌み言葉

去る・切れる・壊れる・苦しい・消える・別れる など

再婚を連想させる言葉

戻る・繰り返す・再び など

重ね言葉

くれぐれも・ますます・またまた・たびたび 

結婚式という慶事にはふさわしくない言葉は、異なった言葉に言い換えて使うようにしましょう。

挨拶文を見直す際に、NGワードが入っていないかチェックしてみてくださいね!

NGネタ

続いては、結婚式などの場では触れない方がいいネタもご紹介します。 新郎父の挨拶の中では、新郎新婦さまの個人的なこと『子どもの有無』『身体的な特徴』などは触れないほうが◎

また『宗教』『政治』においても、同じ思いでない方もおられるので、避けておく方が良いでしょう。

侮辱的な言葉

誰かを傷つけるような侮辱的な言葉や差別的な表現は避けてください。誰もが幸せな気持ちで結婚式を楽しむことができるように、心のこもった挨拶を心がけましょう。

プライベートな問題の暴露

「子どもの有無」や「身体的な特徴」など、新郎新婦さまの個人的なことを暴露することは控えましょう。結婚式は幸せな瞬間を共有する場であり、不快な思いをさせないように注意が必要です。

政治的な発言

政治的な発言や論争の題材は結婚式の場にはふさわしくありません。結婚式は家族や友人が集まる幸せなイベントであり、喜びを共有する場です。

宗教的な押し付け

宗教的な言葉や教義を押し付けるような発言は避けてください。宗教に対する考え方は個人差がありますので、誰もが心地よく過ごせるように気を配りましょう。

新郎父の挨拶は、温かく心温まるものとなるように心掛けることが大切です。祝福と感謝の気持ちを伝えるような言葉遣いを心がけ、場の雰囲気をより明るく、幸せなものにすることが望ましいです。

【例文】新郎父による謝辞(挨拶)

ただいまご紹介に預かりました、新郎の父○○でございます。

両家を代表いたしまして一言御礼のご挨拶を申し上げます。

本日は残暑の厳しい中、皆様ご多用中にも関わらず、□□・△△両名のためにご列席たまわり、誠にありがとうございます。

その上数々のご教訓や温かい励ましのお言葉を頂き、新郎新婦をはじめ、両家親族一同、感謝の気持ちで一杯でございます。

本日両名は晴れて夫婦となりました。

きっと二人ならこれからも、笑顔がいっぱいの穏やかな家庭を築いてくれることと思います。

しかし何分、未熟な二人ですから、この先いつの日も順風満帆というわけには参りません。

ご列席の皆様におかれましては、今後ともどうか末永く両人を見守り、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

本日は不慣れな宴席で、不行き届きな点も多々あったかと思いますが、何卒ご容赦ください。

結びになりましたが、皆様の今後ますますのご繁栄・ご健勝を切にお祈り申し上げ、両家代表の挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

スピーチをする時の注意点

『PRIME』より引用
(画像=プラコレのウェディングレポート,『PRIME』より引用)

最後に、実際にスピーチをするときの注意点についてもお伝えします!準備に準備を重ねたスピーチだからこそ、バチッと決めて、しっかりと両家のために集まってくださったゲストに感謝の気持ちを伝えましょう*

ポイント①話すときはゆっくり&はっきりと!

大勢の前でスピーチをする・・・となると誰でも緊張してしまうものです!ですが、緊張のあまり、早口になったり言葉に詰まってしまうと、伝えたいことがしっかりと伝わらないことも考えられます。

だからこそスピーチで話すときは意識的に普段よりも気持ちゆっくりめに、はっきりと一言一言丁寧に話すことを心掛けましょう^^

ポイント②感情的にならないように*

大切に育ててきた息子の結婚式に感極まって泣いてしまいそうになる気持ち、分からなくはないんです!でもゲストの立場になって考えてみてください!お酒の入った大の大人がスピーチをしながら大泣き・・・だなんて正直目を当てられません。

ここは感極まる気持ちをぐっと抑えて、威厳をもちサクッとすませた方が結婚式の締めがよりスマートになり、おすすめですよ*

ポイント③視線は”ゲスト”に向けて!

スピーチを行う際は、背筋をしっかりと伸ばし、ゲストの方を見渡しながら話すとより良い印象に!お礼を述べる際など、話しかけている相手を意識しながら話すことで、より感謝の気持ちがしっかりと伝わるはずです◎

新郎父の挨拶はスマートに

本日は、主に新郎の父が行う挨拶(謝辞)について、謝辞の構成や作成する上でのポイント、また実際にスピーチされる際に気を付けたいポイントなどについてご紹介しました!

ポイントさえしっかりと押さえていれば何か特別難しいことはひとつもありません。緊張してしまいそうな大役ですが、両家の代表として、堂々と臨みましょう*

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