◆子供の頃から介護が身近にあった
安藤さんが初めて介護現場に接したのは、なんと6歳。伯父さんが介護施設(今でいうデイサービスやショートステイ)を経営していた縁で、学校の長期休み期間はそちらで過ごすようになりました。
介護というのは高齢者だけが対象ではありません。脳性まひ、自閉症、認知症、さまざまな方がいます。子供の頃の安藤さんにとって、年齢も症状も個性も異なる方々と生活するのは「遊びの延長線」。介護やボランティアという意識はなかったそうです。
介護というとどうしても、荷が重いイメージがつきまといます。とはいえ超高齢化社会の日本では、いずれ誰もが直面する可能性があるのです。
幼少期から介護が身近にあった安藤さんにとっては、介護はごく日常的なこと。「介護経験をとおして自分の成長を感じる」と語る安藤さんに、介護の奥深さと楽しさを、おしえてもらいませんか。