月島雫が書いた小説の物語が『猫の恩返し』だった!
続いて、『耳をすませば』と『猫の恩返し』の意外な共通点や繋がりについて紹介します。公開日や物語の舞台の年代が全く違うため、一見繋がりが無いように思える2作ですが、実は深く結びついているのです。こちらで紹介する共通点や繋がりを知ると、両作品ともより楽しめるのでチェックしてみて下さい。
『猫の恩返し』のあらすじ
主人公で高校生のハルは、車に轢かれそうになっている野良猫を助けたことで、猫の国に招待されました。なんと、ハルが助けた猫は猫の王国の王子だったのです。しかし、猫の国へ来たものの、城の者たちとはぐれたハルは、「地球屋」のマスターで、猫の事務所の主バロンたちに出会います。
人間界で最近不運続きだったハルは、このまま猫の世界に住んでいいかもと感じていた矢先、城の手下たちに連れ去られてしまうのです。ムタもどさくさに紛れてハルと一緒に城へ侵入しますが、ハルは無理やりドレスに着替えさせられ王子の婚約者にされそうになることを知ります。
加えて、鏡を見るとハルの頭には猫の耳、ほっぺには髭が生えており猫の姿になっていました。焦って脱出を試みるハルですが、猫たちの宴が始まってしまうのです。
共通して登場するキャラクター
雫が書き上げた小説が『猫の恩返し』であった展開は胸熱でしょう。現に、『猫の恩返し』のバロンは、地球屋のバロンの設定と全く同じです。さらに、バロンの相棒ムタは、『耳をすませば』の劇中に雫が電車で遭遇した猫をモチーフにしています。
また、雫の声優を務めた本名陽子さんは、『猫の恩返し』で主人公ハルの友人のチカの声優として再び出演しているのです。このように『耳をすませば』と『猫の恩返し』は深い繋がりがありました。
月島雫が悩みながらも成長していく素敵な作品!
今回は、『耳をすませば』の月島雫の成長について紹介しました。『耳をすませば』は進路に大きく影響する中学三年生特有の悩みや、恋愛模様が描かれています。
雫は全ての壁に丁寧にぶち当たっていきますが、もがきながらも自分なりの答えを導いていました。大人なら誰でも通過した青春時代の苦さも味わえる素敵な作品なので、再度見返してみましょう!
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