◆黒クマ、肝斑、ほうれい線には?

 次に、黒クマで試してみました。とはいえ、黒クマにベージュをそのまま塗ってはグレーになってしまうので、オレンジのコンシーラーを重ねてからファンデーションの後に「1.5 ナチュラルベージュ」を重ねてみました。下の画像は、そのビフォー&アフター画像になります。

ザセムコンシーラー
 画像をご覧いただくとおわかりいただけるかと思いますが、目の下の黒クマをかなりカモフラージュできている印象です。これに化粧下地やファンデーションも塗ると、かなり目立たなくなるという印象を持ちました。

 とはいえ、気をつけたいのが使用量。多めに塗ると、乾燥しやすい目元はややシワっぽくなってしまう印象があり、少量ずつ加減しながら重ね塗りしていく必要を感じています。

 筆者の場合濃いシミはないのでわかりませんが、「カバーパーフェクション チップコンシーラー」は薄いシミや肝斑には優れたカバー力を発揮します。その結果ナチュラルにカモフラージュできる商品と言えます。

 クマの場合は色の種類によって使用するコンシーラーの色を選ぶ必要があり、筆者のような黒クマにはオレンジを使う必要があります。しかし、オレンジだけでは血色感が出てやや暗いトーンに仕上がるので、その後にベージュやイエローのコンシーラーを重ねて明るさを出す必要があります。

 そのような使い方で使った場合、「カバーパーフェクション チップコンシーラー」は黒クマをしっかりカバーする印象があります。しかし、目元は乾燥しやすく、シワっぽくなりやすいので、事前に十分な保湿ケアを行う必要性を感じました。

<文・撮影/遠藤幸子>

【遠藤幸子】

美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en