岡﨑神社の歴史・御祭神やご利益は?お守りの種類一覧も
①歴史
京都市にある岡﨑神社は、延暦13年(794年)に創建されました。平安京が遷都された際に、王城鎮護を目的とした社が、平安京の四方に建てられたと伝えられています。そのうちの一つが岡﨑神社で、都の東の守護を担う社だったことから、東天王とも称されています。
社殿が造営されたのは貞観11年(869年)のことで、現在の主祭神を迎え、同所にあった東光寺の鎮守社の役割も果たしました。また、治承2年(1178年)には高倉天皇の中宮のお産の「幣帛(へいはく)」を賜り、安産の信仰も集めるようになりました。
また、元応元年(1319年)の再建で正一位の神階と神宝を賜る神社となり、享徳元年(1452年)の修造で足利幕府との繋がりも深い神社となりました。現在では、「うさぎ神社」としても知られていますね。東の方位は、「卯の方位」となることから、うさぎが神使として扱われている神社です。
②御祭神とご利益
岡﨑神社の主祭神は、「速素盞鳴尊(すさのおのみこと)」「奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」「三女五男八柱御子神(やはしらのみこがみ)」となります。
「速素盞鳴尊」は、八岐大蛇から「奇稲田姫命」を救った神様として有名ですね。大蛇の腹から出た草薙剣を、天照大御神に献上したことで、厄除けのご利益を与える神様となりました。「奇稲田姫」と結ばれたことで縁結びのご利益を、「三女五男八柱御子神」というたくさんの子をもうけたことから、安産のご利益も持ちます。
また、神使のうさぎが多産であることからも、安産・子授けのご利益があらたかな神社として知られていますね。境内には、安産信仰のシンボルとしてうさぎの石像も設けられています。
③お守りの種類
岡﨑神社のお守りは、うさぎをモチーフとした種類が多いことが特徴です。御祭神は「速素盞鳴尊」という勇猛な神様ですが、イメージ的には、神使のうさぎの方が有名です。
神使をモチーフにしたお守りが多いのは、神社のいたるところで見られるうさぎのシンボルや、阿吽の狛うさぎまでが鎮座していることが影響しているのだと考えられます。お守りの、詳しい種類一覧はこちらを参考にしてください。
岡﨑神社のお守り一覧
- 勝守
- 安産守
- 子授け守
- 交通安全守
- 幸福うさぎ守
- 厄除守
- 健康守
- 飛躍(ぴょん)守
- 縁結び守
- 学業成就守
- 合格守
- 福耳守
- まねきうさぎ守
【幸運招福】岡﨑神社のお守り:飛躍守
①効果
うさぎおみくじ可愛い😂
そして飛躍守(ぴょんまもり)も購入!— ピョンタ@FF14 tiamat鯖 (@pyontaff14) October 28, 2019
岡﨑神社のお守りには、「飛躍守」というタイプのものがあります。「飛躍」と書いて「びょん」と読む印象深いネーミングと、刺繍のうさぎのように右肩上がりに飛躍できる、幸運招福の効果を持つことが特徴です。どんな苦難や課題が待ち受けていても、飛び越えられるようにと祈願されていますよ。
②値段
岡﨑神社の「飛躍守」の値段は、800円です。黄色の布地に、飛躍する白兎の姿が目印のお守りですね。可愛い絵柄で、うさぎ愛好家も見逃せないお守りだと評判になりました。壁にぶつかって悩んでいる人や、目標に向かって、ぴょんと飛躍したい方におすすめのお守りです。
【厄除祈願】岡﨑神社のお守り:厄除守
①効果
岡﨑神社のお守りとして、絶対に手に入れておきたいのが「厄除守」です。八岐大蛇をも退治した御祭神の、厄除けのご利益が授けてもらえるお守りですね。怨霊などから平安京を守護する役割も担う神社のお守りなので、高い厄除け効果が期待できますよ。
②値段
岡﨑神社の「厄除守」の値段も、800円となります。モチーフは、もちろん兎ですね。神社の中には、まったく同じ絵柄を用いた提灯が飾られている場所があるので、機会があれば探してみてください。ややキリッとした絵柄の神使が、厄除けパワーを運んできてくれますよ。
【子授け祈願】岡﨑神社のお守り:子授け守
①効果
「子授け守」も、岡﨑神社で最も有名なお守りの一つです。御祭神夫婦にあやかって、子授け祈願がされているお守りですね。御祭神に「三女五男八柱御子神」がいらっしゃるように、三女五男の子宝に恵まれたと言われています。神使のご利益も相まって、高い人気を誇ります。
②値段
岡﨑神社の「子授け守」は、700円という値段で販売されています。ピンクとブルーの2種類のカラーが販売されていて、それぞれ夫婦で持つと良いと言われていますよ。もちろん、好みのカラー1種類だけを選んでも大丈夫です。
よく似たデザインの種類として、「安産守」があるので、セットで購入するのも良いですね。購入する際には、手水舎にいる、黒兎像もお参りしてみましょう。
POINT
手水舎の黒兎像
岡﨑神社の手水舎には、黒御影石でできた、ふくよかな黒兎の像があります。月を仰ぎ、力を体内に満たした兎だと言われていて、安産や子授けのご利益を与えるとされています。手水舎の水を黒兎にかけて、お腹をさすることで、安産・子授けの祈願ができますよ。