「『アッコ』は確かに叩かれたり炎上したりする回数が多い番組ですが、裏返せば番組の注目度が高い証拠。視聴率もコアでは日テレの『スクール革命!』『超無敵クラス』に完敗ですが、世帯では時間帯1位の日もあり、打ち切り云々の話をするなら、むしろフジテレビの『なりゆき街道旅』の方がヤバいでしょう。そもそも『アッコ』はホリプロ制作の番組なので、事務所の顔である和田アキ子の冠番組は、相当なことがなければ終わりません。日曜日のTBSは『サンデーモーニング』『サンデー・ジャポン』と高視聴率番組が続き、中高年層をがっちり捉える流れができています。今となっては、和田アキ子のように全世代に顔と名前が知れている芸能人は貴重。事務所内に後を継ぐ人間も見当たりませんし、炎上や批判も込みで続いているのが現状です」(民放バラエティ番組制作関係者)

 ただ、エネルギッシュな印象が強い和田アキ子も74歳。近年は立て続けに手術をするなど、体調も万全ではなく、“Xデー”が近付いているのは間違いない。

「近年の芸能界の1つのキーワードは若返りです。ビートたけしやタモリは徐々に出演番組を減らし、今年3月には関口宏が『サンデーモーニング』から卒業。神田正輝も9月いっぱいで『旅サラダ』(テレビ朝日系)を卒業することを発表しました。最近のテレビ界では、長寿番組をBSに移し、終了に向けてソフトランディングさせるのがトレンド。いきなり打ち切りではハレーションが大きいですからね。長年、『アッコ』の後にやっていた『噂の東京マガジン』もBSで健在ですし、『アッコ』もBS移行が有力な選択肢でしょう」(キー局関係者)

 日曜の昼を40年も“おまかせ”してきたが、代替わりの時期は着実に近付いている。