◆毎晩続く宴会騒ぎにげっそり

 鈴子さんの歓迎会は終わったものの、その後も毎晩のようにお客さんが来たそう。沖縄の離島では、毎晩大勢で飲み明かすことは “日常”でした。

「翌日も、その翌日も毎日家に何人もの人がやってきて一緒に夕飯を食べるんです。結局、いつも家族以外の誰かが家に常にいる状態でした。義母は『今日もゆんたくすべ』と言って、毎晩お酒のつまみをたくさん作っています」

 鈴子さんが嫁いだ離島では、「ゆんたくする」とは家に集まっておしゃべりするという意味。語らいながらお酒を呑み交わすのですが、夕方に集まって朝まで続くのが普通だったそうです。

「私は一人暮らしが長いので、常に誰かがいて騒いでいることにストレスを感じていました。お酒がまわると、みんな同じ話を繰り返すので聞いているのも疲れてしまって」