◆人や地域との交流に興味のある人が向いている

――どんな方が、お坊さんとの結婚に向いていると思われますか?

松村:やっぱり、人と接するのが好きな人の方が向いているかもしれないですね。檀家さんからのお悩みの相談もあるので、ある程度話好きだったり、またはお節介好きだったりする人がいい気はします。

「寺社の縁結び」代表・津守さん(以下、津守):あとは「寺子屋」という言葉があるように、かつてお寺は学びや集いの場でしたので、人や地域との交流に興味を持っている人は向いていると思います。また、外向きばかりではなくても夫(住職)を支えてサポートを優先する方も歓迎されます。寺院の奥さんは活躍の範囲が広く、スキル、意欲、興味や人柄を受け入れてくれる場面が多いと思います。

松村:実際のところは、色々な方がいますよね。昼間は会社員として働いている人もいれば、ご自身でお寺とは別の仕事をしている人もいるし、私は今のお寺は結婚して2軒目で、前のお寺は檀家さんも少なく毎日お参りに来られる人もいないので、外で働いていました。

実際のところは、色々な方がいますよね。昼間は会社員として働いている人もいれば、ご自身でお寺とは別の仕事をしている人もいるし、私は以前は介護職をしていて訪問介護やデイサービスやリハビリテーションセンターで働いていました。今のお寺は結婚して2軒目で、前のお寺は檀家さんも少なく毎日お参りに来られる人もいないので、外で働いていたんです。