新渡戸文化子ども園が、子どもの「好き」や「やりたい」が見つかる本格的体験プログラム「みーぱのじかん」を本格導入。7月13日(土)に、1~5歳児向けの説明会を実施する。
「みーぱのじかん」について
「みーぱのじかん」は、meepaが採択された経済産業省Edvation Open Lab 2022(次代のEdTechイノベーター支援プログラム)から生まれた、保育園・幼稚園・こども園や学童といった施設に通う子どもたちが、毎週新しい体験をし、好きを見つけるための新しいサービスだ。
園から預かった時間枠に対して、meepaと提携する多様な習いごと事業者等を派遣し、出張レッスンを提供。「みーぱのじかん」を通じて、meepaのミッションである「子どもの本当の好きに出会う」の実現を目指すプログラムとなっている。
また、園に子どもたちを通わせる忙しい保護者にとっては、今まで通り園に通わせるだけで子どもたちが多様な体験をし、本当の好きに出会える可能性が高まる。
さらに園関係者は、企画や運営の追加負担なしに地域で選ばれる園になるための魅力を付加でき、習いごと事業者は、スキマ時間の有効活用やPR・集客効果による増収が期待できるという。
新渡戸文化子ども園について
新渡戸文化学園は、子ども園から短期大学まで設置された私立学園。「Happiness Creator(自分も他人もしあわせにできる力を創造する/幸せをつくる人になる)」を学園全体の教育目標、シンボル人物像として定め、プロジェクト型学習や自律型学習をテーマに力を入れている。
新渡戸文化子ども園は、保育機能も兼ね備えた1・2歳児保育も行う私立幼稚園で、5歳児までの未就学児を預かっている。
新渡戸文化子ども園も「Hapness Creator」を教育のシンボルとし、自己肯定感や非認知能力を育むための幼児教育をテーマに、子どもたちが自ら学ぶためのプロジェクト保育などに力を入れている。また、ペアレンツサポートにも力を入れて、親子にとって通いたくなるようにアップデートしている。
「みーぱのじかん」導入の背景
昨今、新渡戸文化子ども園では、子どもたちに習いごと・お稽古ごとの機会を多く提供してきた。「デイリープログラム」では、すべての子どもたちに課内活動として、スポーツやアート、音楽といった活動に参加する機会を提供している。
また「アフタープログラム」では、全9プログラムを用意。参加を希望する家庭の子どもたちが課外活動として、専門性の高い講師から、バレエ・英会話・サッカー・空手・体操・絵画・ピアノ・ダンスなどのレッスンを受ける機会を提供している。
特に年長児童には、小学校生活への移行のため、年度後半の半年間は「プレスクール」として多様な体験活動を行っているが、実はこの時間枠の企画・運営が先生たちにとって大きな負担になっていたという。
新渡戸文化子ども園は、このような背景の中で、先生たちの負担を軽減しながら、子どもたちにとって有意義な体験を提供するために、「みーぱのじかん」を2023年11月~2月にかけてプレ導入し、年長児童に対する多彩な体験レッスンを提供した。
内容は合唱、ピアノ・バイオリン等の楽器体験、フラダンス、演劇、空手の5種類で、各2~3回ずつ体験する形で行われた。
1回60分のレッスンは、複数回にわたることで子どもたちが徐々に活動に慣れ、全体を通じて一つの作品を作り上げる設計となっていた。
子どもたちは毎回レッスンを楽しみにしており、終了時には「もっとやりたい」という声が上がるほど。講師との信頼関係も深まり、最終レッスンでは講師に抱きつく子さえもいたという。
また、楽器体験では、講師の生演奏に集中して聴き入る姿が見られ、合唱のレッスン後には朝会での歌声や歌い方に大きな変化が現れたという。
また、空手や
演劇のレッスン後には、家庭で保護者にレッスンの話を報告する子どもたちの姿が多く見受けられたようだ。
この取り組みは、学園全体の教育目標である「Happiness Creator」に基づき、子どもたちの自己肯定感や非認知能力の育成にも期待できることが確認され、今年下半期に本格導入する運びになった。
そして今後も同様の機会をより多く提供し、子どもたちや先生にとって、より良いプログラムにアップデートすることを計画している。