貯蓄が増えれば夫婦関係が良くなるわけではありません。
確かに生活をする上でお金は必要ですが、必要最低限の生活ができれば、夫婦関係満足度は高くなるのです。
妻が感じる夫婦関係満足度についての論文では、平日に毎日平均16分会話が増やすことは世帯の預貯金・有価証券額が約130万円増加と同じ効果があるという研究結果が報告されています。
では、お金がなくても幸せな夫婦とは、どんな特徴があるのか紹介していきます。
特徴1 感謝の気持ちを伝えあう
普段から感謝の気持ちを伝えあう夫婦は、仲がいい傾向にあります。
毎日一緒にいると、仕事や家事の協力が当たり前になり、感謝の気持ちをわざわざ伝えることは減っていきます。
人は感謝されれば嬉しい生き物なので、積極的に感謝の気持ちを伝えましょう。
特徴2 お互いの意見を尊重する
夫婦といえども、もともとは他人。意見が異なることは当然あり得るので、お互いの意見を尊重できる関係性であれば幸せに過ごせます。
相手の意見が自分の考えとは異なっても、まずはしっかり最後まで話を聞くことが大切です。頭ごなしに「それは違う」と否定することは避けましょう。
特徴3 夫婦2人で楽しむ時間を作る
夫婦2人で楽しむ時間を意識的に作ることも大切です。夫婦生活が長くなると、一緒にいることが当たり前になり、お互いが自分のスマホでSNSをしたり、動画を見たりして時間が過ぎていきがちだからです。
例えば、2人で一緒にご飯を作り居酒屋ごっこをするなど。お金をかけなくても、一緒に作ったご飯であれば美味しく感じるでしょうし、普段より会話も弾むでしょう。
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。