◆「もしかして好き?」から始まる恋

Boyfriend_Netflx
また、「もしかして、俺のこと好きなのかも?」という、多少の勘違いから始まる恋をしているのが、ゲンセイ。リョウタに指名されてペアでコーヒートラックを運営することになったのだが、その日の営業について書いたノートの筆跡を見たゲンセイは、初日に行われた「第一印象で気になった人への匿名の手紙」の相手がリョウタだと勘違い。

一気にリョウタのことを意識しだし、自分がコーヒートラックでペアの相手を指名することになった際には「まだだめ、両思いになっちゃう」となぜかリョウタとは別の相手を指名するという、“意識しすぎて、逆に遠ざける”という初々しさを見せていた。

共同生活もしたことはないし、コーヒートラックも運営したことはない。けれど、同じ空間で毎日同じ方向を向いて努力するというのは、誰しもが経験したことのある学校生活に似ているし、その中で徐々に育まれていく自然な恋心は、どこか経験のある、青春時代のピュアな感情を彷彿とさせられる。