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今回は「放縦」「乃至」「擒」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
1問目はこの漢字から!「放縦」
「放縦」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体は難しくありませんが、組み合わせると見慣れないかも。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「放縦」読み方のヒント!
「放縦」は、よ〜く考えると読める漢字です!
「放」は「放送」や「追放」などと同じ読み方、
「縦」は「縦横」や「操縦」などと同じ読み方です。
もちろん「ほうたて」ではないですからね!
さて、あなたは何と読みましたか?
「放縦」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ほうじゅう」
です!
「放縦」は、
「勝手気ままにふるまうこと」という意味の言葉です!
「大学に入学して放縦な生活になってしまった」
「放縦な発言が反感をかっている」
など、わがままな振る舞いなどを揶揄して使われることが多い言葉。
類語には「恣横(しおう)」という言葉があります。
こちらも「わがまま」という意味で、
この2つをくっつけた「放縦恣横」という四字熟語もあります。
意味も「わがまま放題」という意味になります。
会話の中で使われることよりも、新聞や小説などで使われることが多く、
太宰治や芥川龍之介の作品などではよく見かけます。
覚えておくとスムーズに読めるようになりますよ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
2問目はこの漢字!「乃至」
「乃至」の読み方をご存じですか?
「乃」は「の」と読むことがあり、「至」は「冬至」のように「じ」と読むことがありますが「のじ」ではありません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「乃至」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「な○○」の3文字
- 法律関係で使うことが多い言葉です
- 範囲をあらわす言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「乃至」の読み方、正解は・・・
正解は
「ないし」
です!
「~から~まで」という大まかな範囲や「または」「もしくは」という意味で使われますが、あまり日常の会話では使われません。
しかし「契約書」「合意書」などのビジネスシーンでは多く使われています。
特に法律関係の記述に多く「第1条乃至第5条」という表現の場合は「第1条から第5条まで」という範囲の意味で使われます。
ただ、法律用語というわけではなく、浄土宗に「乃至十念」という言葉があるように、宗教関係で使われることもあります。「乃至十念」は「念仏を称えて往生を願う上で、その数を限定しないこと」つまり念仏を唱えた数が少なくても(10回でも)信心が足りないということはない、という意味になります。
使うシーンによって意味が異なる言葉ですが、是非「乃至」の読み方を覚えてくださいね。