Netflixオリジナルシリーズとしてネトフリ独占配信中の「悪霊狩猟団: カウンターズ」(原題:驚異的な噂)。
今日はドラマの一気見は苦手な私が徹夜と休日返上で最終回まで駆け抜けてしまったほど、面白さ&満足度120%の韓国ドラマを紹介します。
引用:amazon.co.jp
当初、タイトルを見た時の興味は0%(笑)
変なタイトルにジャージ姿の登場人物たち。私の心をときめかせるファーストインプレッションはこれっぽっちもありませんでした。
しかし!この日本向けタイトルと赤ジャージに惑わされることなかれ!
悪霊って謳っているけどホラー作品じゃない。その上、見始めれば印象とは全く違うワクワクするような世界が待っていたというこの作品。
シンプルに笑って泣けて心が熱くなる物語
のめり込んでしまう理由は、じつにシンプル。
まずは「完全懲悪の成敗モノ」だから。
「悪霊」という絶対悪に立ち向かう「カウンダーズ」という絆で結ばれたヒーロー達。
そのヒーロー達が、韓国ドラマお得意のバチバチキレッキレのアクションで悪霊達を倒し、悪霊の体内に囚われていた魂を天国に送っていくストーリーは子供でものめり込める分かりやすさと面白さです。
さらに、そのカウンターズの活躍を軸に、学生のいじめ問題、権力者と裏社会といった社会問題まで絡めて問題を解決していくのでめちゃくちゃスカッとします。悪霊にも社会の悪にも打ち勝つ時のスッキリ感は、日本の時代劇でいう「水戸黄門」「桃太郎侍」レベルの爽快感。とにかく最高です。
そこに、青春あり、友情あり、愛する恋人や家族の物語まである。
アクションには手に汗握り、ヒューマンドラマには胸を熱くし涙するという、終始アドレナリン出まくりのドラマなのです。
純度100%!主人公ソ・ムンが可愛すぎる!
主人公の男子高校生ソ・ムン(チョ・ビョンギュ)がとにかく愛されキャラ!
かつてヒーローモノの主人公がこんなにもピュアで愛らしいことがあっただろうか!という程、ヌナ(韓国で男の子が年上の女性を呼ぶ呼び方で、お姉さんの意。)心を激しくつつかれます。
幼くして両親を失ったムンは、祖父母に育てられ、痴呆気味の祖母を献身的に支えています。また、足には障がいがあり、歩くにも苦労をしています。 とにかく素直で健気。
笑うと可愛いし媚びてないのに甘え上手。必殺技は女子のみならずオッサンまで虜にしてしまう子犬のような目!!
めちゃくちゃ可愛がりたいし、力になってあげたい!「どうして私はカウンターズじゃないんだ!!どうしてムンのそばにいられないんだ!!」と画面のこちら側で何度もくやしがる始末…。
その一方で、彼の中に秘められた信念と激情が物語のキーとなっていきます。
そんなソ・ムンというキャラ自体の魅力も凄まじいのですが、彼がカウンダーズに仲間入りし心も体も大きく成長していく様子は大きなみどころ。自分自身や両親の死と向き合い、どちらかというと“日陰”だった人生を周りの人達を巻き込んで切り開いていく姿は必見で、老若男女問わず視聴者の心をつかむはず。