昨年、ジャニーズ性加害問題が大きく騒がれたことで、番組のイメージ的に「旧ジャニーズ勢を起用していいのか」という疑問の声が上がっており、それが発表の遅れにつながっているとみられる。
さらに、昨年11月に日テレの系列局の元幹部が『24時間テレビ』で集めた寄付金の一部を長年にわたって着服していたことが発覚。今年は逆風にさらされること必至で、番組の顔となるメインパーソナリティーは「貧乏くじ」になる可能性が高く、旧ジャニーズ以外にオファーしても「承諾してくれるタレントがいない」という問題が生じていた。
その結果として、旧ジャニーズの後継会社「STARTO ENTERTAINMENT」のグループがメインパーソナリティーに起用されることが「内定した」とする報道が6月にあった。
ところが、今月8日付の「女性自身」(光文社)WEB版は「『24時間テレビ』22年ぶりの“異変”…STARTO社のタレントがメインパーソナリティに登場せず」と題し、STARTO社のタレントはメインに起用されない見込みだと報道。記事によると、同番組は子ども食堂支援事業なども手がけることから、日テレが多くの未成年者が被害に遭ったジャニーズ性加害問題を鑑みて「適切ではないという最終判断を下した」という。