自分の今の体の調子はどうなんだろう?そう思う時にぜひ見ていただきたいのが舌です。薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では舌を見ると不調がわかるといわれているんです! 今回は薬膳のプロである筆者が簡単にできるセルフチェックをご紹介します。ぜひ鏡を使ってご自身の今の状態をチェックしてみてください。

健康な舌はどんな状態?

舌で今の体の状態が分かるというのにびっくりした方も多いかもしれませんね。中医学ではその方の体質を見て暮らし方、食事のアドバイスをしていきますが、その判断の一つに舌を見るというものがあります。舌は身体の変化が表れやすい場所といわれているので中医学では特に重要視しているもの。

ちょっとした知識があるとご自身でも舌のチェックができるので、ぜひお化粧をするタイミングなどでお肌のチェックをしたついでに舌の様子も見てみましょう。

まず、観察する前に健康な舌とはどういうものかを知る必要がありますよね。
健康な舌というのは舌の色全体がほんのりピンク色で、舌の苔がうっすらある程度。形は口角からはみださない大きさが理想的な状態です。

舌全体が青白かったり赤みが強い場合は、身体のなかのバランスが崩れているかもしれません。

あなたの舌全体の色は何色?

舌全体の色がピンク色ではなく青白い場合は身体が冷えている可能性が高いです。
ビールやお水、生野菜サラダ、フルーツなど冷たいものや加熱していないものを食べていませんか?これらは冷える大きな原因となります。冷たいものを口にすることは極力避け、生姜、たまねぎ、ニラなど体に熱をうみだすものを食べましょう。

逆に、舌の色全体が赤みが強い場合は身体に熱がこもっているサイン。寝不足だったりオーバーワーク気味の時によく見られます。また、舌の先だけが赤かったり赤いポツポツが出ている場合はストレスが溜まっていることを表しています。