クリエイティブユニットPALは7月4日(木)、令和6年能登半島地震被災地応援ソング「明日という名の種をまこう」を主要な音楽配信プラットフォームにてリリースする。

配信プラットフォームは、SpotifyやApple Music、Amazon Music、YouTube Music、他主要ストリーミングサービスだ。

約80人の文化人が参加するクリエイティブユニットPAL

クリエイティブユニットPALのPALとは、Professional Art Laboratoryの頭文字から取ったもの。「Art」を「表現」として捉え、豊富な経験と実績を持ち、高度なスキルを備える「Professional」な表現者達が集う「Labo」だ。

同ユニットが目指す取り組みは、各人の経験や実績、そして培ったスキルを結集させ、共に学び、向上し合うこと。異分野の情報を共有し合い、広いネットワークを築き合うこと。そして次世代の子供たちに夢の楽しさを伝えていく「夢先案内人」となることだ。

現在、ミュージシャン・アーティスト・クリエーター・俳優・スポーツ選手・経済人等、約80人の表現者が集う団体となっている。

米米CLUBの金子隆博さんがプロデュース


「明日という名の種をまこう」は、今年1月1日(月)に発生した令和6年能登半島地震の被災地に向け、音楽のチカラで被災地を支援することを目的に、世界的な花絵師の藤川靖彦さんが企画プロデュースを行った。


音楽プロデューサーには米米CLUBの金子隆博さんを迎え、様々なジャンルで活躍する約30人のミュージシャンやアーティスト達が参加した作品だ。

被災地からは石川県かほく市在住のマリンバ奏者の亀井恵さんが参加。自宅が被災し全壊するも、奇跡的にも無傷だったマリンバをスタジオに持ち込みレコーディングに参加している。

応援ソングの収益は、被災地の学校や幼稚園、保育園に花の種をおくり、子供たちと共に花を咲かせ、被災地に笑顔と彩りを取り戻す活動に寄与する。

被災地の小学生から送られた1枚の手紙を基に制作


「明日という名の種をまこう」は、作詞を担当した藤川靖彦さんが2011年、バラを届けた被災地の小学生から送られた1枚の手紙を基に書いた作品。

「震災から4ヶ月が過ぎようとしていますが、わたしは生きたくても生きれなかった家族や親せきの分まで、毎日楽しく生きています。

小さなアリがバラの花を見るためには、するどいトゲを上らなければなりません。でも最後は美しい花を見ることができます。このアリのように、どんなに苦しい事があってもがんばって生きていきます」

被災した人々には「頑張れ!」ではなく、蕾が花をひらくような、1匹のアリが険しいトゲを乗り越えて、美しいバラの花に辿り着くことができるような、そんな明日への希望が必要なのではないだろうか。綴られたそんな思いに、金子隆博さんが美しく心に残るメロディを載せた。

金子隆博さんとK-Mutoさんがコンビを組んだ重厚感のある編曲で、総勢18人のシンガーによるゴスペルクワイアのような豪華な楽曲が完成した。



CDがリリースされた5月25日(土)、日本橋髙島屋本館にて、寛仁親王妃信子殿下を迎え「明日という名の種をまこう」発表披露ライブが行われた。発表披露ライブにはレコーディングに参加した全アーティストが参加し、多くの観衆の前で披露した。