午前中は「法起寺」「法輪寺」、午後は「法隆寺」「中宮寺」と、奈良・斑鳩エリアにある名刹をめぐる1日観光モデルコースをご紹介!ランチも奈良名物をバッチリ押さえるおすすめ旅行プランです。

午前中:世界遺産“三重塔”を有する「法起寺」と、星の仏様を祀る「法輪寺」へ

午前中はまず、「法起寺」と「法輪寺」へ。いずれも法隆寺からほど近い、斑鳩エリアの古刹です。

「三重塔」が世界遺産に認定された「法起寺」

出典:tripnote.jp

まずは世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」の構成資産の一つ、「三重塔」を有する「法起寺」を訪れましょう。三重塔は706年に完成し、創建当時のままの姿を残す歴史ある建造物。国内に現存する三重塔の中では日本最古のものとされており、国宝にも指定されています。

またお寺の周辺にはコスモス畑が広がっており、例年見頃となる10月には色とりどりのコスモスが可憐に咲き誇ります。コスモス畑越しに日本最古の三重塔を望むことができ、奈良らしい歴史を感じる光景を楽しめます。

聖徳太子ゆかりの古刹「法輪寺」

写真:PIXTA

続いて訪れるのは「法輪寺」。創建の詳細は不明ですが、一説では聖徳太子の息子に当たる山背大兄王が、太子の病気平癒を願って建立したと言われています。見どころである三重塔は、明治時代に国宝指定を受けたものの落雷で焼失してしまったため、昭和50年(1975年)に創建当初の姿のままに再建されました。

また北極星を仏格化した、通常非公開の秘仏「妙見菩薩」を安置している「妙見堂」の天井には、妙見菩薩を中心とした星の神々が描かれておりこちらも必見です。

ランチ:奈良名物「柿の葉ずし」ランチ

出典:flickr.com

ランチは奈良の名物「柿の葉ずし」をいただきましょう。おすすめのお店は法隆寺からほど近い「平宗 法隆寺店」。文久元年(1861年)に創業した老舗店です。ランチメニューは柿の葉ずしの盛り合わせや、小鉢・麺などがついたセットメニューも。またかき氷も人気で、1年を通して食べることができます。