「天中殺」とはどういうものでしょうか? 絶対に何か悪いことが起きてしまうのか、それを防ぐことってできるのか、など「天中殺」を知って開運につなげる方法をお教えします! 算命学における「天中殺」をうまく利用して、運を味方にしましょう。
天中殺(てんちゅうさつ)という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。文字に「殺す」という字も入っているし、何やら怖いイメージがありますよね。
いろんな情報が入ってきて「天中殺はヤバいらしい」というだけで受け取っていませんか? たしかに禍(わざわい)が訪れる期間として怖がられることが多い「天中殺」。
もちろんきちんとした意味があって決して軽く見てはいけない時期ですが、ちゃんと理解して正しく怖がることで、禍にならないように準備することもできるんですよ。
天中殺ってどういうこと?
“天中殺”は、12年に一度だけ、誰にでも巡ってくる2年間の休養期のことです。
天中殺という言葉がひとり歩きしているかもしれませんが、天中殺だから必ず禍が起きるということではありませんので安心してくださいね。禍が起きるというよりも、10年間忙しく動いてきたら2年間は少し振り返って休養し、次の10年を過ごす為の準備期間と受け止めた方が自然です。
たとえば、ピクニックをするなら晴れの日の方が楽しいし、あえて雨の日を選んだりはしませんよね? 晴れの日には晴れの日にあった遊び方、雨の日には家の中でできる楽しみを見つけるのが自然です。雨の日に外でピクニックをしていたら後で風邪をひくかもしれません。天中殺も同じで、この期間に外に出ていこうとすることは、後に影響が出るので控えましょうということなのです。
超簡単! まずは自分の天中殺を知ろう
自分の干支番号を出します
1.下の図から、自分の生まれた年と月が交差する数字を出します。
2.次に、その数字に生まれた日にちを足します。
3.合計数が60を超えた場合は、60を引いた数字があなたの干支番号です。
例:1982年10月13日生まれ
53(表から算出) + 13(生まれた日)= 66
66 - 60 = 6
干支番号は「6」
干支番号1~10の人は「戌亥(いぬい)天中殺」
戌亥天中殺の人の特徴
優しさの内側に激しい内面を持ち合わせる
六つの天中殺の中で性格が一番わかりにくいのが戌亥天中殺の人です。
外見は大らかなので気さくに話しかけやすい雰囲気を持っていますが、実際はとてもデリケート。
「自分は特別な人間なので皆と同じにしないでほしい」という思いがあるので、戌亥天中殺の人を甘くみたりするのはNGです。
どんなに親しい間柄でも些細なことをきっかけに、これまでの不満が噴出します。「え?そんなことで?」と思うことでも、プライドを傷つけたりすると気分を害して激しく怒るでしょう。
普段は温厚だけど怒らせると怖い人、という印象を持たれやすいのが戌亥天中殺の人の特徴です。
また、先の楽しいことに気持ちが向きやすくつい現実的なことから離れがち。そんな時に「それしたいのはわかるけど、お金どうするの?」なんて急に現実的なことを向けられると途端に気分を害してしまいます。戌亥天中殺の人が盛り上がっている時は現実的なことは一旦置いて一緒に盛り上がってあげて。
天中殺期間は戌年(いぬ)と亥年(いのしし)の2年間
干支番号11~20の人は「申酉(さるとり)天中殺」
申酉天中殺の人の特徴
働き者だけど慌てん坊
行動力とスピードが申酉天中殺の人の特徴です。
働き者でじっとしていられないので、あれもこれもと色々やりたがる傾向があるでしょう。女性なら仕事と家庭を両立できるタイプ。
時代の変動にも敏感に反応するので対処の仕方が非常に上手です。
ただ、先へ先へと物事を進めていくタイプなので考えるより先に動いてしまうことも。
締めくくりが甘かったり、行き当たりばったりになりやすいので周囲を振り回してしまうのが難点です。
不安になった時ほど行動に移しやすく、そういう時は空回りもしやすいので一旦落ち着いて考えるようにすると良いでしょう。
天中殺期間は申年(さる)と酉年(とり)の2年間
干支番号21~30の人は「午未(うまひつじ)天中殺
午未天中殺の人の特徴
みんなの中のまとめ役
もともと家系を締めくくる役割を持った天中殺なので、何となく一家のまとめ役をする流れがあります。午未天中殺の人がまとめ役に回ると、今までもめていたことが不思議とうまく進みます。
午未天中殺の人は、コツコツ努力することもできるし、まとめる能力もあり、後始末も上手といった特徴があります。
組織の中でもまとめ役になる事が多いでしょう。凝り性なところがあるので、何か好きなことを見つけて専門分野で活躍することもできます。
唯一、後輩や部下に振り回される事が多いのが難点。若い時代は先輩や上司に恵まれますが、自分が中堅になり部下や後輩ができた時に苦労がありますが、それも人生の経験と糧となるでしょう。
天中殺期間は午年(うま)と未年(ひつじ)の2年間
■干支番号31~40の人は「辰巳(たつみ)天中殺」
辰巳天中殺の人の特徴
周囲をドキドキさせるほどドラマティックな人生
世間の常識的な生き方から見ると、ちょっと変わった人生を歩く人。
本人は普通の生き方と思っても、他人の目には不安定でハラハラさせられる生き方に見えるようです。
辰巳天中殺の人は現実的で行動力に富み、たくましく生きていける人。どちらかというと、ドラマチックで起伏の激しい人生を送る人が多いのも特徴です。また、生命力が強く逆境にも強い個性派。
「他人の苦しみや悲しみは自分のことのように感じる」愛情深いタイプなので、自身の経験と重ねて人の為に動く人情家です。ただし、理屈ではなく勘で判断することが多いので、当たると大成功、外れると大失敗と波乱万丈の運勢になりやすいところもあります。
天中殺期間:辰年(たつ)と巳年(へび)の2年間
■干支番号41~50の人は「寅卯(とらう)天中殺」
寅卯天中殺の人の特徴
度胸のあるエネルギッシュな人
六つの天中殺の中で家系を発展させていく「親孝行の運」を持っている人です。
配偶者や家庭の温かさを本能的に求めていく人なので情が深く人から好かれます。ただし、根が真面目なので人の面倒を見ているうちに入り込みすぎて、情が本気になってしまう事も。家庭を持ったら異性との距離には注意が必要です。
寅卯天中殺はコツコツ積み上げるよりはエンジン全開で一気に突っ走るような迫力があります。しかも、度胸があってスケールも大きくエネルギッシュ。働き盛りの中年期に運気が伸びる運勢です。
ただし、すべての事を自分の手でやり遂げないと気が済まないタイプなので、周りの人たちを振り回してしまう傾向があるので気をつけましょう。
天中殺期間:寅年(とら)と卯年(うさぎ)の2年間
■干支番号51~60の人は「子丑(ねうし)天中殺」
子丑天中殺の人の特徴
自分で自分の人生を切り開くパイオニア
六つの天中殺の中で一番「開拓者の運」を持っています。
物事を切り開くには相当なパワーを要しますが、子丑天中殺の人はその力を生まれながらに持っています。若い頃に苦労が多いのが特徴的ですが、そこで経験したことが中年以降パッと花開き本領を発揮していける運勢です。
初代運を持っている子丑天中殺なので、周囲から助けをもらうよりも親元を離れ自立していくことが開運のカギになります。サービス精神も旺盛で世話好きなタイプなので、中年以降は育てた後輩や部下があなたを助けてくれるでしょう。
今苦労していることがあっても、真面目にコツコツと努力を積み上げていくことが今後の運を活かしていけます。人より苦労が多いと感じても、開拓者であるあなたにだけ与えられた使命と試練でもあるのです。
天中殺期間:子年(ねずみ)と丑年(うし)の2年間
天中殺期間に避けた方が良いこと
ポイントは受け身でいるということ。外に向かってエネルギーを使うものは、後に影響が出やすいので避けた方が良いです。
たとえば、
・結婚
・引越し
・家を建てる
・転職
・起業
どれも人生の中でとても大きな転機となるものばかりです。
これらを天中殺の期間に決めて行動に移すと、後に「あれ? どうしてこれにしたんだっけ?」と決断の心変わりや思ったほど上手くいかないなんてことも。
疲れている時の判断は誰でも鈍りますよね。天中殺期間も同じで、「早く決めなきゃ!」と焦りが出やすいのですが一旦落ち着いて良い時期までじっくり考えてみると良いですよ。結婚も仕事も、心を決めて向き合うものですので結果が良い方向に結びつくためにも天中殺時期は避けてくださいね。
天中殺期間にやっても良いこと
天中殺の時期はエネルギーを出すよりも蓄える時期と考えましょう。心を整えたり、自分自身のレベルアップに向いています。次の10年をより輝くものにするためにも、しっかりと準備をしていくと運を活かせます。
社会貢献、ボランティア
どんなことでも良いので社会貢献できることをしましょう。どのボランティアが効率良いかなど欲を出さないこともポイントです。自分の欲のために動かないというのも一つのポイントですね。
寄付、お賽銭、参拝
この時期はお賽銭も増額すると良いでしょう。自分の住んでいる土地の神様、氏神様が祀られている神社がおススメです。
お墓参り
ご先祖様のお墓参りをすることも大切です。お願いをするというよりも、感謝を伝える気持ちでお参りしましょう。
親孝行、家族孝行、知人への孝行
親兄弟、親族に親切にしたり日頃の感謝を伝えていきましょう。
自分磨き
勉強をして新たな知識を取り入れたり習い事をするなどレベルアップをはかると伸びます。
片づけ、断捨離、メンテナンス
天中殺期間は次の準備をする時間です。整理整頓しておくと次の時期に勢いをつけることができます。
このように、天中殺期間は自分の欲を叶える時期よりも人に感謝をしたり人の為にエネルギーを使うことが吉となります。
天中殺は誰にでも訪れるもの
「天中殺」は誰にでも平等に訪れます。これから迎える人、ようやく天中殺期間から抜ける人さまざまですが、この時期にどう過ごすかでその後の人生も変わってきます。
ただ恐怖を感じるよりも、次のステップへの準備期間として周囲への感謝と自分のステップアップに時間を注いでいくと良いでしょう。
※この記事は2018年1月2日に公開されたものです。
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