堅実な人選をしたのはTBSとテレビ朝日だ。

「TBSは、高橋尚子が8大会連続でスペシャルキャスターを担当し、総合司会は安住紳一郎アナ。テレビ朝日は、松岡修造が11回目のメインキャスターを担当。どちらもおなじみの顔で、安心して競技に集中できそうです。今回、各局とも局アナがあまり前面に出てきていませんが、テレ朝は安藤萌々アナが五輪中継の顔として進行を担当。一気に顔と名前を売る大きなチャンスでしょう」(同上)

 もちろん選手の中にも大注目株はいる。

「出場選手の中で目下、注目が集まっているのは、フェンシング女子サーブルの江村美咲です。2022年と2023年の世界選手権を制し、有力な金メダル候補の江村は、昨年度のミス日本で特別賞を受賞した経歴の持ち主。1日には日本選手団の旗手を務めることが発表され、一気に脚光を浴びました。女子サーブルは序盤早々に行われるので、ここでメダルを取れば、序盤の話題を独占しそうです」(週刊誌スポーツ担当記者)

 東京五輪は1年延期、コロナ禍での開催と異例尽くしだったが、今回は“ノーマルな大会”をゆっくりと楽しめそうだ。