投資でポイントを貯めるには、投資信託を買えばよいのですが、“投信を持っているだけ”でもdポイントが貯まる証券会社があります。上手に使って、お得にdポイントを貯めましょう。

SBI証券──投資信託保有残高の最大0.25%相当のポイントが貯まる

SBI証券では、持っている投資信託の通常0.1%、毎月dポイントが貯まりますが、月間平均保有金額が1000万円以上の場合は0.2%貯まります。

さらに一部の銘柄は付与率が高くなり、月間保有金額が1000万円未満で0.15%、1000万円以上なら0.25%と、一般の銘柄よりも高くなります(「SBIプレミアムセレクト銘柄)。

ただし、SBIプレミアムセレクト銘柄は3ヵ月に1度入れ替わること、必ずしも優れたパフォーマンスが保証されているわけではないことに注意しましょう。

なおポイントサービスにdポイントを設定する必要があります。

マネックス証券──投信保有残高の最大0.08%相当のポイントが貯まる

マネックス証券では、保有投資信託に対して0.08%分のポイントが貯まります。マネックスポイントとして貯まりますが、dポイントに等価交換できます。秋頃には直接dポイントが貯まるサービスになる予定です。

さらに、7月からはdカードによる投資クレカ積立サービス(dカード積立)が始まったので、積立投資が始めやすくなりました。dカード積立では、投資信託買付金額に対してポイントが貯まります。ポイントの付与率は5万円までの部分が1.1%、5万円超7万円以下の部分が0.6%、7万円超〜10万円以下の部分は0.2%です。

dカード GOLDであれば、10万円までの全額に対して1.1%分のポイントが貯まります。一度設定すれば毎月自動的に取引が行われ、ポイントがもらえるサービスです。

dカードでの投信積立開始を記念して、dカード GOLDによるNISA口座への積立に対するポイント付与率が3ヵ月間5%(NISA口座以外は2%)となるキャンペーンが行われます。

付与率が0.03%になる銘柄、持っていてもポイントが付与されない銘柄があるため、取引前に確認しましょう。

SMBC日興証券──ロボアド運用残高の最大0.18%貯まる

SMBC日興証券のロボアドバイザーサービス「THEO+ docomo」では、運用金額の0.12%分のdポイントが毎月貯まります。ドコモ回線を使っている場合は0.18%となるためさらにお得です。

THEO+ docomoは、ポートフォリオ設計やリバランスまでをAIが行うサービスなので、資産運用自体をほったらかしにしながら、毎月dポイントを貯められます。

さらにdカードを使った積立投資にも対応しており、毎月10万円までの投資額に対してdポイントが貯まります。付与率は通常0.1%ですが、dカード GOLDなら最大で1%貯まります。付与率はdポイントクラブの会員ランクによって変わります。

文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャルプランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。

編集・fuelle編集部