みなさんは今やっている仕事が楽しいですか? 人生のうちの1/3の時間を占める仕事。楽しいと思えたら最高ですよね。「仕事が楽しいと思う瞬間」についてアンケート調査を実施。どれくらいの割合が仕事に満足感を得ているのか、調査結果を見ていきましょう。
みなさんは今やっている仕事が楽しいですか?
「やりがいがあって毎日楽しい!」という人もいれば、「朝や週明けが憂鬱で仕方ない……」という人もいるかもしれません。人生の時間の1/3を占める仕事。楽しいと思えたら最高ですよね。
そこで今回、Biz Hitが働く男女500人に「仕事が楽しいと思う瞬間」についてアンケート調査を実施。どれくらいの割合が仕事に満足感を得ているのか調査結果を見ていきましょう。
仕事を楽しいと感じている人は6割
20~60代の働く男女500人に「仕事が楽しいか」アンケート調査を行ったところ、「とても楽しい(9.8%)」「どちらかといえば楽しい(51.4%)」が合わせて61.2%という結果に。
6割以上の人は「仕事が楽しい」と感じているとわかりました。
続いて「今の仕事はあなたがやりたかった仕事ですか?」と質問したところ、「はい」と答えた人は53.0%と過半数を占めました。
また、やりたかった仕事をしている人は、そうでない人に比べて「仕事が楽しい」と思う割合が2倍にのぼることがわかりました。好きな仕事や望んでいた仕事に就けているかどうかは、仕事を楽しいと思える気持ちに影響していることがわかります。
仕事が楽しいと思う瞬間は……?
仕事が「とても楽しい」「どちらかといえば楽しい」と答えた306人に、どんなときに仕事を楽しいと感じるか聞いてみました。
1位は「感謝されたとき(88人)」、2位の「仕事がうまくいったとき(85人)」とは3票の僅差。次ぐ3位は「顧客や会社に貢献できたとき(40人)」でした。
1位の「感謝」、3位の「貢献」など、自分が誰かの役に立っていると実感できることは、仕事を楽しいと感じる大きな要因となっています。
また、「仕事がうまくいく」「仕事をやりきる」「ノルマ達成」などの成功体験を積むことも、モチベーションアップにより仕事が楽しくなる理由と言えそうです。
1位 感謝されたとき
・生徒や生徒の保護者から夢が叶ったと感謝されたとき(20代 男性 塾講師)
・お客様に楽になったと喜んでもらえたり、その後の変化を教えてもらったとき(30代 女性 セラピスト)
・お客様から「解決できて良かった」「丁寧に教えて頂いてありがとう」などの温かい感謝の言葉を頂いたとき(40代 男性 PCのユーザーサポート)
「ありがとう」という感謝の言葉は、何ものにも変えがたい喜びであり、仕事をするうえでの原動力になっているようです。
お客様からだけでなく、上司や同僚からねぎらいの言葉も、仕事が楽しいと感じる理由のひとつになっています。
2位 仕事がうまくいったとき
・お客様の要望を実現し、次の仕事につなげたとき(40代 男性 システムエンジニア)
・自分の考えがそのまま通り、スムーズに図面が仕上がったとき(50代 男性 設計事務所)
・正確でムダがなく、誰が見ても理解ができる図面を作成し、建築申請が降りたとき(50代 女性 CADオペレーター)
自分の思いどおりに仕事が進んだときや、納得のいく仕事ができたときに、達成感とともに「仕事が楽しい」という気持ちになる人が多くいました。
成功体験により自分に自信がつくことで、また頑張ろうと思えたり、次の仕事にチャレンジする意欲が生まれたりするようですね。仕事に対する前向きな気持ちは、仕事を楽しいと思える大きな要因となっています。
3位 顧客や会社に貢献できたとき
・自分の開発したシステムが実際に運用されて利用者の役に立ったとき(40代 男性 システムエンジニア)
・自分の専門性を活かして会社に貢献できたとき(50代 男性 研究開発職)
・会社と会員様との契約に結びついたり、自分のしたことが会社の利益につながったとき(30代 女性 事務職)
心理学の三大巨頭と称されるアルフレッド・アドラーは、『自分の価値は他社への貢献によって得られる』ということを言っています。人は誰かの役に立っていると実感できると、自分に価値があると感じられます。
顧客や会社に貢献できることで仕事が楽しくなり、相手からは感謝され、もっとも仕事が楽しくなるという好循環が生まれているようです。