レモンティーは飲んだことがあっても、レモンコーヒーを飲んだことがある人はまだまだ少ないのではないでしょうか。最近では、ダイエットにぴったりな飲み物として注目を集めているレモンコーヒーですが、本当に脂肪を燃やすことができるのでしょうか?

本記事ではレモンコーヒーのダイエット効果の真偽と、世界で親しまれているレモンコーヒーの作り方についてご紹介します。

レモンコーヒーが脂肪を燃やすって本当?

気になるレモンコーヒーのダイエット効果について調べてみました。

コーヒーとレモンの効果

まずは、コーヒーとレモンのそれぞれの効果をご紹介しましょう。コーヒーに含まれているカフェインには代謝率アップを助けるほか、神経系を刺激して脂肪分解を促す作用が。食欲を抑える効果もあるので、コーヒーはまさにダイエット向きの飲み物だと言えるでしょう。

一方、レモンには心疾患にかかるリスクを低減したり、免疫機能を保護したりするのに役立つビタミンCが豊富に含まれています。また、レモンのクエン酸には肝臓の胆汁分泌を促し、脂質の多い食事の消化を助ける働きがあるのだそう。さらに意外なことに、レモンには食物繊維が含まれているので、果肉を食べれば腸内をすっきりさせる効果も期待できます。

残念ながら科学的な根拠はナシ

レモンコーヒーを飲めば、効率よく脂肪を燃やせると噂になっていますが、果たして本当なのでしょうか。コーヒーとレモンそれぞれに体に良い効果があるため、レモンコーヒーにダイエット効果を期待してしまうのも頷けます。

確かにコーヒーはダイエット効果を期待できるでしょう。しかし、レモンは脂質の消化を助けても、脂質を溜めこむのを防ぐ効果はありません。残念ながら、いまのところレモンコーヒーで痩せるという科学的な根拠はなく、コーヒーにレモンを加えれば肥満を防ぐ効果が倍増するという訳ではないようです。

もちろん、コーヒーアレンジのひとつとして、レモンコーヒーを好んで飲む人もいらっしゃるでしょう。爽やかなレモンの風味を楽しめるレモンコーヒーですが、酸性度の高いクエン酸には歯を溶かす恐れが。そのため、レモンコーヒーを飲んだ後は、水で口をゆすぐのを忘れないようにしましょう。

世界中で飲まれている「レモンコーヒー」

ダイエット効果は科学的に実証されていななくてもレモンコーヒーが人気なのは、その美味しさのため!

日本ではまだめずらしいレモンコーヒーですが、コーヒーにレモンを入れる飲み方は世界中で見られます。ここでは世界のレモンコーヒーとその作り方をご紹介します。

コーヒー味のレモネード? ポルトガルの「マザグラン」

ポルトガルの人々にとって、コーヒーは毎日の生活に欠かせないもの。よく飲まれているエスプレッソ以外にも、ポルトガルにはたくさんの種類のコーヒーが存在します。ポルトガル流レモンコーヒーのマザグランもそのひとつです。

その昔、北アフリカに位置するアルジェリアのマザグランで負傷したフランス兵が、冷やしたコーヒーを飲んで傷を癒したのだとか。それ以来、冷やしコーヒーのことをフランス語で、マザグランと呼ぶようになったといいます。

ポルトガルで飲まれているマザグランもアイスコーヒーですが、レモンジュースを入れて作ります。コーヒー1杯を用意し、そこへ同じ量のレモンジュースを加えて、氷が入ったグラスに注ぎます。ガムシロップを加えて甘くしてレモンスライスを飾れば完成です。

頭痛に効く? イタリアの「カフェ・ロマーノ」

南イタリアのアマルフィやシチリア島は、言わずと知れたレモンの一大産地です。そんな南イタリアの特産品とも言うべきレモンを使ったコーヒーのことを、イタリア語ではカフェ・ロマーノ(もしくはエスプレッソ・ロマーノ)と呼びます。

エスプレッソにレモンを入れたカフェ・ロマーノは、バールでは一般的な飲み物ですが、なんとイタリアでは頭痛を緩和する効果があると信じられています。レモンコーヒーが頭痛に効く科学的な根拠はありませんが、カフェ・ロマーノの刺激的な味が、頭痛を忘れさせてくれるのかもしれません。

エスプレッソには砂糖を加えて甘くして飲むのがイタリア式ですが、そこに適当な大きさにくし切りしたレモンをひとつ入れてみましょう。たまには変わったエスプレッソの飲み方をしてみたいと思ったときには、カフェ・ロマーノを作ってみるといいかもしれませんね。

大人の味? ロシアの「コーフェ・ス・リモーナム」

ロシアの首都モスクワの冬は長く、平均最低気温は-10℃ほど。冬は空気が乾燥し、日照時間が短いため、体内で十分なビタミンDが作れず、どうしても免疫力が低下しやすくなるのだそう。そのため、ロシアでは風邪予防にビタミンCたっぷりのレモンを紅茶やコーヒーに入れて飲む人が多いといわれています。

レモンコーヒーのことをロシア語ではコーフェ・ス・リモーナムと言い、モスクワではレモンとブランデーを入れたコーヒーが飲まれているのだとか。作り方は簡単で、淹れたてのコーヒー1杯分を用意し、ティースプーン2杯のブランデーと同量の砂糖を入れ、最後にレモンスライスを浮かべれば、モスクワ流レモンコーヒーの完成です。

新しいコーヒーアレンジで異国を感じてみて

レモンコーヒーにダイエット効果は期待できませんが、新しいコーヒーアレンジのひとつとして、コーヒーにレモンを加えてみてはいかがでしょうか。イタリアやロシアのレモンコーヒーを作って飲めば、自宅にいながらにして異国にいる気分を味わえるかもしれませんね。

提供・Cafend

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