◆義妹が出産してまた当たりが強くなった
「でも、それも長くは続きませんでしたね。その後、20歳の義妹も授かり婚をして子供が産まれので、もうそっちの子にメロメロで(笑)。もちろん、うちの息子への愛情も変わらなかったのですが、私への当たりは出産前に戻っていました。
でも、いま思えば義母も早く結婚したから、当時38歳とすごく若かったんですよ。長男である夫のことを1番可愛がっていたので、息子を取られた嫉妬心から私に強く当たっていたんじゃないかとも思いますね。もし私も長男が22歳で結婚すると言い出したら、義母の気持ちも少し分かるかも……と思うんですよね」
現在は義実家の離れから引っ越し、電車で1時間ほど離れた新居で暮らしているユミさん。今では義母も落ち着き関係は良好になったといいますが、当時受けた仕打ちは今でも納得がいかないとか。どんなハラスメントでもそうですが、ハラスメントをする側は忘れていても受けた側はずっと覚えているものなのです。
<文/結城>
【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer