「募金活動が『24時間テレビ』の軸となっているのに、視聴者からの寄付金を着服していたことが発覚したとなれば、もはや番組を終了するべきだという声も多い。矢面に立たされて謝罪した水卜アナに対しては“汚れ役をやらされている”という同情の意見もあります。しかし同時に、水卜アナが問題のある番組に加担した恰好になっているのも事実であり、水卜アナもまた“日テレ側の人間”として厳しい視線も向けられている。これまで“好感度の塊”だった水卜アナにとっては、初めてに近いくらいの逆境でしょう」(テレビ局関係者)
水卜アナが“謝罪をさせられた”形になった一方で、フリーである羽鳥アナは、無論今年の『24時間テレビ』について特に謝罪などはしていない。ただ現在、テレビ朝日系朝の報道番組『モーニングショー』の総合司会を務めている羽鳥アナ。いわばテレビ朝日の“朝の顔”を担っているのだ。
「公正にニュースを伝えなければならない立場である羽鳥アナの場合、もはや何のよいイメージもない『24時間テレビ』の司会をやるというのは、リスクしかない。羽鳥アナのキャリアに傷がつくのはもちろんのこと、“テレビ朝日の報道番組”の信頼度にも関わってくるわけです。テレ朝としては、羽鳥アナには24時間テレビの司会をやってほしくないというのが本音でしょう」(同)
テレビ朝日の帯番組を担当する羽鳥アナだが、それ以外の仕事は日本テレビ系列の番組が多い。『24時間テレビ』については、フリーになった2011年から14年連続総合司会を務めることになる。