◆日テレ苦戦の春ドラマ、増加数最下位は『街並み照らすヤツら』

増加数最下位となったのは『街並み照らすヤツら』。同作はお気に入り登録者数自体が少なく、第5話放送直前の5月25日に同作最高の11万人に達し、しばらくそのままで推移した後、第9話放送直前の6月22日に10.9万人に減少。26日には10.6万人と、とてもプライム帯ドラマのドラマとは思えない数字だ(実際、多くの深夜ドラマのお気に入り登録者数を下回る)。

企画の立ち上げからクランクインまでわずか1カ月という急造作であり、放送開始まで2週間を切る4月18日までTVerの作品ページすら存在しなかったあたりからも“突貫工事”ぶりがうかがえたが、それにしてもSixTONESのメンバー主演でここまで伸び悩むとは。

タイトなスケジュールの中で放送まで漕ぎつけた制作陣・出演者には同情するが、急造作なりのクオリティだったことは否めず、はたして無理をしてまで実現させる企画だったのか。当初予定されていた作品がキャンセルとなった事情を含め、いろいろと考えさせられる結果である。