洗濯機に限らず、新しい家電を買うのはワクワクするという人は結構いるはずです。しかし、あまり下調べをせず、何となく決めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりかねません。特に洗濯機を選び間違えると、ストレスが原因の不眠やご近所トラブルなど、実生活に甚大な被害をもたらすこともありえます。

今回の記事では「少なくともこんな洗濯機はやめておこう」 をテーマに、買ってはいけない洗濯機の特徴を5つ、紹介します。

買ってはいけない洗濯機1:音がうるさい

音がうるさい洗濯機は選ばないほうが無難です。地方に住んでいて隣近所に家がなく、回すのは朝か昼だけという場合ならともかく、マンションなどの集合住宅に住んでいたり、夜に回すことも多かったりしたら、近所迷惑になります。

特に隣近所に住んでいる人が神経質だった場合、退去を考えなくてはいけないほどのクレームに発展することもあるため要注意です。「おやすみモード」がついているなど、静かな音で運転できる洗濯機を選びましょう。

買ってはいけない洗濯機2:知られていないメーカー品

聞いたこともないメーカーや外国製の洗濯機は、故障時の対応面で不安があります。部品の交換に時間がかかるならまだしも、そもそも取り寄せや代替品での修理に応じてもらえない可能性もゼロではありません。また、外国製の洗濯機の場合、日本語の取り扱い説明書がついていないことがあり、そもそも正しい使い方がわからないという問題点が起こり得ます。

買ってはいけない洗濯機3:型番が古い、中古品

型番が古いものや中古品もできれば避けましょう。家電メーカーでは、修理に対応できるよう、製品の製造を終了してからも一定期間は部品を保有しています。洗濯機の場合6~7年が一般的ですが、この期間を経過した後に故障してしまうと、部品の手配が難航します。型番が古くなればなるほど、部品の保管が終わるまでの期間も短くなるので、故障しても修理できないリスクは高まります。中古品の場合も同様です。

買ってはいけない洗濯機4:容量が少なすぎる

一人暮らしや二人暮らしの場合でも、容量が少なすぎる洗濯機は選ばないほうが無難です。「大は小を兼ねる」という言葉があるように、できるだけ容量が大きい洗濯機を購入したほうが、長い目で見て節約につながります。

少量の洗濯物を毎日洗うより、洗濯機の容量に合わせられる範囲でまとめ洗いしたほうが省エネになるのも事実です。

資源エネルギー庁の試算によれば、定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗った場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合とでは、後者のほうが年間で電気を5.88kWh(約180円)、水道は16.75㎥(約4,360円)節約できます。 衣替えの時期など、家族が少なくても洗濯物が多くなることもあるはずなので、できるだけ容量は大きめのものを選びましょう。

買ってはいけない洗濯機5:設置スペースに合わない

具体的には、玄関やエレベーター、階段、廊下の幅・高さが本体の寸法+10cm以上あるかを確かめておきましょう。 また、らせん階段になっているなど搬入において障害になる要素がないか確認するのも重要です。 冷蔵庫を2階以上の階に置く場合、階段を通らないと、クレーン業者への依頼が必要になり数万円の費用が発生します。

加えて、洗濯機の置き場のスペースも確認しましょう。

マンションなどの集合住宅であれば、既に「防水パン」といって洗濯機用の受け皿が置き場に設置されていることがあります。家電量販店で選ぶ場合は、この防水パンの大きさを店員に伝え、問題なく設置できそうか確かめてもらうのをおすすめします。

洗濯機は10年間の暮らしを見据えて選んで

洗濯機は高価なうえに、頻繁に買い替えるものではないため、長期的な視点で選ぶのが重要です。たとえば、現時点で一人暮らしをしていたとしても、いずれ二人暮らしになり、さらに家族が増えたりしたら、その分洗濯物の量は増えます。洗濯機を買い替えずに済むようにしたいなら、できるだけ品質が良く、容量が大きいものを購入するに越したことはありません。

長期的に安心して使い続けるためにも、信頼が置けるメーカーのものを、納得したうえで購入しましょう。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。