「空蝉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「うつせみ」です!
え?「空蝉」って何?と思った方、確かにそんな昆虫はいませんよね。
空蝉とは、2つの意味があって、一つはあのミーンミーンと鳴くセミの「抜け殻」のことを言います。
たしかに、「空(から)になった蝉」と書くのでずばりそのままなのですが、これで「うつせみ」と読むのは知らないと読めませんね。
もう一つの意味は、「この世」です。正確には、現実の世界に生きている人自身を表しますが、転じて現世そのものを意味する、理念の広い言葉です。
その他にも、「紫式部の源氏物語に出てくる登場人物」、または「その3巻目のタイトル」と答えられた人は、かなりの文学作品マニアとお見受けしました!
最後の難読漢字は「黄昏」!
黄昏。
「昏」という字は「こん」と読み、「夕暮れ時」や「暗い」という意味があります。
となると、「黄色い夕暮れ時」ということでしょうか?
でも、夕暮れってだいたいがオレンジ色のイメージですよね・・・。
そんな「黄昏」、「おうこん」や「きこん」とは読みません。
意味も現象もとても綺麗ですので、ヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!
「黄昏」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇れ」の4文字です。
赤ちゃんが夕方に泣くことを「〇〇〇れ泣き」と言います。
「黄昏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たそがれ」です!
「黄昏」とは、日没直前の雲のない西の空に広がる夕焼けの現象のことをいいます。
突然ですが、黄昏(たそがれ)って、実際に見たことはありますか?
私は、夕方に海の近くを散歩することがよくあるんですが、それはそれは息をのむほどに綺麗な光景です。
海面が夕日でキラキラ輝いている中で、水面を境界線に挟んだ空はまだ青空の部分と夕日のオレンジ色の部分、さらにその間の部分は黄色や赤の何層にも渡るグラデーションカラー。そこにヨットが浮かんでいたりしたら、まさに映画のワンシーンのような美しさです。
「あの人、黄昏ているね(たそがれているね)。」という動詞もできるくらい、しんみりとしちゃう黄昏の時間帯。
ぜひ西の空を見て、黄昏ちゃってください!
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