アストロツーリズムのイベント企画・運営を行っている「ウンチク」は、8月3日(土)、天文学をテーマにしたワークショップ「Star Village Astronomy Camp in 上北山村」を開催する。

会場は、奈良県上北山村の「WASAMATA HUTTE」だ。

子どもたちに新しい未来・可能性を与える

開催場所の「森と生き 星と眠る村」奈良県南東部に位置する上北山村は、星空スポットとして有名な大台ケ原だけでなく、関西最高峰である八経ヶ岳も抱く自然豊かな村。そんな「関西で一番星に近い村」で天文学を学ぶキャンプ、それが「Star Village Astronomy Camp」だ。

天文学を志す10代の若者と、上北山村の本物の星空の下で若手研究者との交流を通して、次の世代の宇宙人材育成をサポートすることを目指しているという。上北山村の子どもたちが、自分たちの村の星空の素晴らしさに気づき誇りに思ってもらうことだけでなく、これまで身近でなかった「宇宙」を天文学を通じて知ることで、子どもたちに新しい未来・可能性を与えることも目的の一つとしている。

3つの講義を用意

「Star Village Astronomy Camp in 上北山村」では、天の川が肉眼で見える本物の星空の下で、天文学を専攻する若手研究者(大学院生)による講義とワークショップが体験できる。講義とワークショップは、3つ用意されている。

「最新の研究成果を使って天の川銀河の回転速度を推定する」は、最新の研究成果を用いて、天の川銀河の回転速度を推定するワークショップ。講師は、東京大学大学院 理学系研究科 天文学専攻 博士後期課程1年の松坂怜氏だ。

「流れ星を長持ちさせる方法から相対論の世界を考える」では、流れ星を題材に、相対論の原理を学ぶ。講師は、青山学院大学大学院 理工学研究科 理工学専攻 博士後期課程2年の大林花織氏だ。

「Pythonを使ってガンマ線バーストの標準理論モデルの特徴を導く」は、プログラミング言語Pythonを用いて、ガンマ線バーストの標準理論モデルの特徴を探るワークショップ。講師は、青山学院大学大学院 理工学研究科 理工学専攻 博士後期課程1年の村越麻氏だ。

持ち物は、ノートPCまたはタブレット/Googleアカウント(ワークショップで利用)/筆記用具/分度器/定規/電卓(スマホやPCで代用可能)/飲み物/お昼ご飯。

「Star Village Astronomy Camp in 上北山村」の対象は高校生以上。定員は30名で、参加費は1名あたり3,300円(税込)だ。参加希望者は、チケット購入ページからチケットを購入しよう。なお、上北山村までの交通費、および宿泊費は参加費に含まれない。キャンプ(宿泊)を希望する場合、各自「WASAMATA HUTTE」に予約しよう。