午前中は「長谷寺」「大神神社」、午後は「安倍文殊院」「談山神社」「橿原神宮」と、人気の寺社をめぐる1日観光モデルコースをご紹介!ランチ&おやつも奈良名物をバッチリ押さえる、おすすめ旅行プランです。

まずは”花の御寺”として人気の「長谷寺」へ

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1日観光は「長谷寺」からスタート!真言宗豊山派総本山で、西国三十三所第8番札所。奈良時代、8世紀前半の創建と推測されています。

初瀬山の中腹に本堂が建ち自然豊かな境内には、150種類以上、7,000株のボタンのほか、桜やあじさい、紅葉と四季折々の花が楽しめ”花の御寺”と呼ばれています。国宝の本堂には10mを超える黄金の「本尊十一面観音像」が安置されており、木造仏では国内最大級の大きさでこちらも見どころです。

日本最古の神社「大神神社」へ

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続いて向かうのは、桜井市の三輪山(みわやま)の麓に鎮座する「大神神社」。日本最古と言われる神社のひとつです。神社裏山にある標高467.1mの三輪山が御神体。主祭神は大物主大神で、酒造や国造り、医療などの守護神とされています。

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拝殿に参拝をしたあとは、摂社の狭井(さい)神社にも寄ってみてください。こちらは病気平癒の神様とされています。拝殿横には「薬井戸」という井戸より、万病に効くといわれる水が湧き出ており、用意されているコップで飲むことができます。

ランチは名物「三輪そうめん」をいただこう

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大神神社の参拝を終えたら、ランチタイム。大神神社の周辺には、このエリアの名物「三輪素麺」を食べられるお店が複数あります。冷たい麺はもちろんのこと、あたたかいにゅうめんも提供しているので、暑い時期だけではなく1年通して楽しめますよ。

特に人気のお店は、創業1717年の手延そうめん製造メーカー「三輪山本」が運営する「三輪山本お食事処」や、築100年を超える趣ある住居を店舗に改装した「そうめん處 森正」など。

そしてどちらのお店も、サイドメニューとして三輪素麺と同様に奈良名物として知られる「柿の葉寿司」を提供しているので、素麺と合わせてぜひいただいてみて。

日本三文殊に数えられる「安倍文殊院」へ

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ランチを終えたら、大神神社と同じく桜井市にある「安倍文殊院」へと向かいましょう。645年、大化改新の際に左大臣となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)によって創建された「安倍文殊院(あべもんじゅいん)」は、日本最古のお寺の一つに数えられている歴史深いお寺です。

御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」ということわざでも有名な文殊菩薩で、その大きさは約7mと日本最大!京都の切戸文殊、山形の亀岡文殊とともに、日本三文殊とされています。また縁結び、学業成就、就職成就のご利益でも知られており、奈良のパワースポットとして人気を集めています。

十三重塔が見応えある「談山神社」へ

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安倍文殊院の後は、桜井市郊外へ。多武峰(とうのみね)という山にある「談山神社」を訪れましょう。

談山神社は、飛鳥時代に大化の改新をおし進めた藤原鎌足を祭神としてお祀りしています。藤原鎌足の死後、長男の定恵が十三重塔を建てたことが談山神社の始まりと言われています。大和七福八宝めぐりの八社寺のうちの一つでもあり、開運出世のご利益があるのだそう。

またもみじの名所として知られており、春夏の若葉の頃には青もみじ、秋には真っ赤に染まるもみじが見られます。

「だんご庄 本店」でおやつタイム

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談山神社を参拝した後は、老舗のお団子屋さんでおやつタイムはいかが?橿原市にある「だんご庄 本店」は、明治11年創業のお団子専門店。きな粉をまぶした小ぶりなお団子は1本75円とリーズナブルで、数十本単位で購入していく方もめずらしくない人気ぶりです。

お団子はすべて店内で手作りしており、できたてのやわらかいお餅の食感がたまりません。思わず何本も食べたくなるような素朴なおいしさのお団子ですよ。

開運延寿のパワースポット「橿原神宮」へ

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最後に向かうのは「橿原神宮」。第一代天皇、神武天皇が即位した場所であり、日本のはじまりの地である橿原神宮は、厳かな雰囲気につつまれ、落ち着いた雰囲気の神宮です。敷地も広く、全体では甲子園球場13個分もあるそう。

明治に入るまで「宮跡」だった橿原神宮ですが、明治10年頃から、建国の偉業を達成された神武天皇を慕う地元の有志達により神宮創建の請願がおこり、明治23年に創建されました。神武天皇の強運と、享年127歳という御長寿から開運延寿の神様として崇敬されており、このことがパワースポットと言われる由縁となっています。

おまけ:8月末~9月は「本薬師寺跡」もおすすめ

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橿原神宮から車で10分ほどの距離にある「本薬師寺跡」では、毎年夏から秋にかけて水草の一種であるホテイアオイが花を咲かせます。その花の数はなんと40万株!例年8月末~9月頃に見頃を迎え、水田一面に紫のホテイアオイが咲く様子は壮観です。周辺には彼岸花も咲き、紫のホテイアオイと真っ赤な彼岸花のコラボ風景を楽しめますよ。

 

提供:トリップノート

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