愛知県の県庁所在地で歴史とグルメを堪能できる街・名古屋。「名古屋城をはじめとした観光はもちろん、味噌カツやきしめんといった“なごやめし”も楽しみたい」。そんな人に1泊2日で楽しめる名古屋観光のモデルコースをご紹介します。
どうやって名古屋に行くの?
名古屋へは新幹線や私鉄の特急電車でアクセスできます。東京からは東海道新幹線「のぞみ」で約1時間40分で、新大阪からは新幹線「のぞみ」で約40分、大阪難波からは近鉄特急「ひのとり」で約2時間で行けます。
名古屋市内の観光を楽しむなら「名古屋市営地下鉄」やルートバス「メーグル」を利用するのがおすすめ。繁華街のひとつ「栄(さかえ)」までは、名古屋駅から地下鉄東山線で約6分でアクセスできます。また地下鉄やバスを多く利用するなら、「バス・地下鉄全線1日乗車券(大人870円~)」を使って観光を楽しむのもおすすめです。
【1日目】09:00 神剣を祀る神聖な神社・熱田神宮を参拝しよう!
最初は約2000年の歴史を誇る名古屋の神社・熱田神宮を参拝しましょう。織田信長をはじめとした多くの武将が参拝した神社で、三種の神器のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を祀ったといわれています。
手水舎で身を清めてから境内を散策。途中、高さ約20メートルの御神木「大楠」が見えてきます。弘法大師・空海が植えたといわれており、樹齢1000年を超えています。
さらに境内を歩くと「信長塀(のぶながへい)」と呼ばれる土塀があります。織田信長が桶狭間の戦いで勝利した際に奉納したもので、境内と外の世界を隔てる役割も果たしたといわれています。
信長塀を少し歩くと「本宮」に到着。伊勢神宮の内宮と同様の神明造りで草薙神剣を御神体とした熱田大神を祀られています。
本宮とあわせて宝物殿の近くにある「剣の宝庫 草薙館」を見学しましょう。神社が所蔵する約450口の刀剣や史料が展示されているほか、草薙の剣を含む日本刀の重さを体感できるコーナーもあります。
さらに境内にある別宮や末社を参拝しましょう。必勝祈願にご利益がある「八剣宮(はっけんぐう)」は、信長をはじめ、豊臣秀吉や徳川家康が参拝したといわれています。
加えて八剣宮の近くにある「上知我麻神社(かみちかがまじんじゃ)」もおすすめ。「知恵の文殊様」と呼ばれており、合格祈願や学業成就にご利益があるので、ぜひ参拝しましょう。